低い帯域を中心にブーストし、DSPを使った擬似サラウンドモードが決め手
小型の中で音質最強? ソニーのBTスピーカー「SRS-X3」を試す
2014年07月06日 12時00分更新
スペースファクターならSRS-X3、音質ならSRS-X5
ここでSRS-X3に触手が動いたところで気になるのが、上位機種のSRS-X5でしょう。こちらはより大口径のメインスピーカー(SRS-X3は34mm、SRS-X5は38mm)と、サブウーファーとして専用の58mmユニットとアンプを持っています。
当然ながらSRS-X5の方が音はいいです。低域のレスポンスが若干遅く感じられるSRS-X3に比べ、キックのアタックがバツンと決まる感じはたまりません。ローの伸びもすごい。ただし大きく重く、カバンに入れてどこかへ行こうという気にはなれません。
スペースファクターか、音質か。じっくり悩んで欲しいものです。ただ、このサイズの機種に人気が集まっているのは、上を見てもきりがないという理由もあるでしょう。
主なスペック | ||
---|---|---|
製品名 | SRS-X3 | SRS-X5 |
出力 | 10W×2 | 5W×2+10W |
駆動時間 | 約7時間 | 約8時間 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約185×66×67mm | 約221×51×118mm |
重量 | 約850g | 約1200g |
通話用マイク | ○ | ○ |
NFC対応 | ○ | ○ |
価格 | 1万5530円(直販) | 2万3760円(直販) |
■Amazon.co.jpで購入
著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)
1963年生れ。フリーライター。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ