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freeeとMakeShopが連携、ネットショップの業務効率化

2014年07月04日 05時46分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 GMOインターネットグループのGMOメイクショップとフリー(freee)は、両社がそれぞれ運営しているネットショップ構築サービスと全自動クラウド会計ソフトを連携。ネットショップの売上データを会計ソフトに自動で取り込み、ネットショップ運営の業務効率化を図れるサービスを開始した。

 今回連携させるのは、GMOメイクショップのネットショップ構築サービス「MakeShop」と、フリーの全自動クラウド会計ソフト「freee(フリー)」。「MakeShop」は、国内で2万2000以上の店舗が導入するカートシステムで、業務効率化や購入(売上)に直結する機能をはじめ、業界最高水準の650を超える機能を装備。ネットショップの開設から運営までを支援する。

 一方、「freee」は簿記の知識がなくても経理作業を行えるようにする、個人事業主や中小企業向けのクラウド会計ソフト。銀行やクレジットカードの入出金明細を自動で取り込み、会計帳簿を自動生成できるため、日々の経理作業にかかる負担を軽減することが可能。7万を超える事業所で利用されている。

入金管理や会計業務を効率化できる連携イメージ
入金管理や会計業務を効率化できる連携イメージ

 今回の連携により、「MakeShop」を利用するネットショップ運営者は、ネットショップの売上データを「freee」に自動で取り込むことが可能。今まで手作業だった売上データの取り込みをはじめ、仕訳や帳簿作成、入金確認などの業務を自動化できる。また、あらかじめ「freee」に銀行口座情報を登録しておけば、売上データと銀行口座の入金データとの突き合わせ・消し込みにも対応する。

 GMOメイクショップにしてみれば、「freee」との連携で「MakeShop」ユーザーの利便性を高められるほか、7万を超える「freee」ユーザーを新たな「MakeShop」ユーザーに取り込めるチャンスが広がる。一方のフリーにとっても、2万2000以上の「MakeShop」ユーザーを新たに「freee」ユーザーとして獲得できるメリットがある。

 「MakeShop」が会計ソフトと、「freee」がネットショップ構築サービスと連携するのはそれぞれが初の試みとなる。ともに業界で代表的なサービス・ソフトであるだけに、この連携が業界に与える影響は少なくない。

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