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楽天とCODA、楽天市場から海賊版販売などを排除

2014年07月03日 17時00分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)と楽天は3日、楽天が運営する「楽天市場」において海賊版の販売などを排除する取り組みを連携して行うと発表した。ネットショッピングサイトやネットオークションなどを利用し、個人でも気軽にモノを売りに出すことができるようになった反面、海賊版をはじめとした権利侵害品が個人間で売買される不正利用の例もみられるようになった背景があるという。

楽天市場
楽天市場

 海賊版の販売などが疑われる場合、楽天が調査購入を行い、CODAを通じて権利者が権利侵害の有無について鑑定を実施する。明らかな権利侵害が確認されたケースに対しては、楽天が出店規約に基づき、当該商品情報の削除を促すなどの措置を取る。

 今回の取り組みによって、楽天市場で海賊版が販売されていないという安心感をユーザーに与えるのが楽天の狙いの1つ。国内有数のECサイト「楽天市場」が海賊版対策をさらに強化したことは業界に大きな影響を与えそうだ。CODAと楽天は今後も、ネット上により健全なマーケットの確立を推進していく。

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