どうも! iPhone大好き覆面おじさんことカリーです!!
個人事業主に役立つ情報を月イチで発信していこうという主旨で始まったこの「アスキービジトク調査班」。助手にから揚げ大好きな声優、有野いくさんを迎えて、第1回は会社設立について司法書士さんと税理士さんにインタビューしてきました。今回、第2回のテーマは、健康保険! 「保険料って下がらないの?」や「補助金を引き出すには?」といった気になる話を、社労士の茂田一郎先生に直撃してみました。
なんか健康保険って高くないすか
カリー いくちょーん、今年も憂鬱な時期がやってきたね……。
いくちょん 梅雨ですか? もう7月になっちゃいましたよー。
カリー いや、そっちも憂鬱だけど、もっと嫌なのが住民税と国民健康保険の支払いだよ〜。
いくちょん あー! そういやうちにもなんか支払いの紙が来てました。
カリー 前々から疑問に思ってることがあるんだけど、せっかく4、5月ぐらいに確定申告の還付金が振り込まれて「やったー!」って喜ぶじゃん。うちらフリーランスにとっては年に1度の貴重なボーナスみたいなものなのに、そのお金をすぐにガッツリもっていかれて「意味ねー!」っていう。
いくちょん 確かにせっかく返ってくるなら、なるべく手元に残したいですよね。
カリー 特に国民健康保険って、年に数回も病気にならないのに、毎月うん万円とか取られるじゃん。あの理不尽さといったら……。
編集K お困りのようですねっ!
いくちょん あっ、編集Kさん。しかもなんか楽しそう。
編集K それ、ちょうど次のネタにぴったりじゃないですか。
カリー 確かに。でも保険って誰に聞けばわかるのかな?
編集K 社会保険労務士(社労士)だと思います。前回の宮原先生に紹介していただいた、社労士の茂田さんに取材をお願いしてみます。
社労士は企業の総務のようなお仕事
カリー 茂田さん、本日はよろしくお願いいたします! いきなりですいませんが、社労士さんってどういうお仕事なんでしょうか……?
茂田 平たく言うと、企業の総務と同じですね。中小企業の場合、総務として人を雇って月に20万円とかかかってしまうのは意外と辛いところもある。それなら顧問という形で外注の社労士に月に数万円を払い、何かあったときにスポットで働くというお仕事になります。
カリー・いくちょん へー!
カリー 超絶無知で申し訳ないんですが、その総務が何をやってるのかがわからない……。
茂田 総務は、大枠でいえば、従業員の方が安心して働ける環境をつくるお仕事です。例えば、業務中や通勤途中に怪我した場合、健康保険ではなく労災を使えば無料で治療を受けられるし、従業員は休職中の収入の心配もしなくて済みます。あとは、人を雇ったときに役所に申請して、助成金を出してもらうとか。
いくちょん ほー。じゃあ、オトクな情報をアドバイスしてくれるお仕事なんですね!
茂田 そうですね。
カリー まさにこの連載にぴったりな方じゃないですか! でもさっきの話だと、お客さんは個人事業主ではなく、法人なんですか?
茂田 ほぼ法人ですが、さきほどお話しした助成金は、個人事業主でも人を雇ったときに関係してきますよ。
カリー 付き合いのある役所としてはどういうところなんでしょうか?
茂田 うちの場合は、ハローワークと年金事務所、労働基準監督署の3つが主ですね。あとは年金事務所の中に特設支部が入ってる協会けんぽ(全国健康保険協会管掌健康保険)とか、市民相談とかがあれば市役所や法テラスに行ったり。役所ではないですが、職業訓練学校の講師もやってたりします。
カリー おおお!すごい!
いくちょん 聞きたいことがいっぱいありますねー。
(次ページ、「国保だけじゃない! 国保組合という選択肢もアリ」に続く)
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