ポタアンとは思えない高機能を満載!!
iFI Audio「nanoiDSD」
まず紹介するのは、iFI Audioの「nanoiDSD」(実売価格2万7000円前後)。比較的安価な価格のポタアンながら、リニアPCMは最大384kHz/24bit、DSD音源も2.8/5.6MHzに加え、最新ファームウェアならば11.2/12.4MHzにも対応と、現在配信されているハイレゾ音源をカバーするどころか、さらに上位の規格にまで対応している。
DACはバーブラウンのものを使用し、内蔵クロックも軍事用レベルの温度補正マスタークロックモジュールを採用するなど、万全の作り込みとなる。
比較的小さめのサイズながら、RCA端子のステレオ音声出力、同軸デジタル音声出力も備えるなど、入出力端子は据え置き型モデルに近い構成だ。
入力端子はUSB 3.0端子のみ。USB 3.0端子は情報量の多いDSD11.2/12.4MHzの伝送に対応するためのもので、一般的なUSB2.0ケーブルの接続でも問題なく使用できる。アナログ音声入力はない。
アルミ押し出し材を使ったボディーは剛性も十分。サイズは幅68×奥行158×高さ28mmで、やや厚みはあるもののかなりコンパクト。天面は真ん中付近がやや盛り上がった形状になっているが底面はフラットなので、スマホなどと使うなら、底面に重ねて使うといいだろう。
付属品は接続用のUSBケーブルに結束用のゴムリングとシリコンゴムのシート、キャリングポーチとなる。冒頭で紹介したように、iPhoneではLightning-USBカメラアダプターを使うので、別途購入しておく必要がある。
バッテリー寿命は10時間以上。充電はUSBバスパワーで行なうので、PCとの接続時はバッテリー寿命は気にする必要はないだろう。
(次ページに続く、「PCでは鮮烈で生き生きとした再生が可能」)
この連載の記事
-
第3回
AV
ポタアンにもバランス端子! 屋外でも最高の音楽を楽しむ! -
第1回
AV
iPhoneとつなぐだけ! 音質大幅アップのポタアン入門機を選べ! -
AV
iPhoneやPCで高音質リスニングを楽しむポータブルアンプのススメ - この連載の一覧へ