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基幹アプリケーションとの連携も売り

モバイル管理に必要な機能を全部入りにした「IBM MaaS360」

2014年06月26日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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6月25日、日本IBMはスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末、アプリケーション、コンテンツをあわせて管理する「IBM MaaS360」を発表した。MDM(モバイルデバイス管理」としての機能はもちろん、アプリケーションやコンテンツの管理、セキュアなアプリケーションやリモートアクセスまで幅広く提供する。

デバイス管理だけではない幅広い機能を提供

 MaaS360は昨年買収したFiberlink社のモバイル管理ソリューション。従来はSaaS型で提供されていたが、今回は自社で運用したい企業やサービスとして提供したいサービスプロバイダーなどを対象としたオンプレミス版も提供する。

 MaaS360では、デバイスやセキュリティポリシーの管理、紛失時の端末ロックやデータワイプなど、いわゆるモバイルデバイス管理(MDM)としての機能のほか、メール、アプリケーション、コンテンツ、ドキュメントなどの管理機能、セキュアなメールやWebブラウザなども提供される。アプリケーションやポリシーなどを含んだ「コンテナ」を提供することで、業務利用と私用を分離できる。パスワード忘れや端末の紛失などの対応を迅速に行なうためのセルフポータルも用意されている。

モバイルコンテナ管理、デバイス管理、ドキュメント共有、VPNアクセスなどの機能を統合する

 日本IBM ソフトウェア事業本部 Cloud&Smarter Infrastructure 事業部長 林健一郎氏は、「今までは、端末、コンテンツ、アプリケーションの3つを管理するツールがそれぞれ用意されていたが、今後は統合したものが必要になる」とアピールした。

 また、社内のイントラネット、アプリケーション、ファイルサーバーに安全にアクセスするゲートウェイ機能も提供される。さまざまなアプリケーションをVPNなしで利用でき、アクセス保護やデータの暗号化により高いセキュリティを実現する。社内のActive DirectoryやLDAPと連携したユーザーアカウント管理も可能で、既存のシステムとの連携を強みとする。

100円/月から利用可能

 MaaS360自体はすでに10年に渡る実績を持っており、グローバルでの契約数は5000社に上るという。BlackBerryのセキュアなデバイス管理にMaaS360を導入した金融機関、BYODの対象を広げながらサポートにかかる時間を削減したCDW社など数多くのエンタープライズ企業で導入。IBM自体も自社製品からMaaS360に移行し、低いTCOを実現したという。林氏は「いったん使い始めていただくと、デバイスの対応や使い勝手の面で高い満足度をいただくので、契約の継続率が非常に高い(97%)」とアピールする。

日本IBM ソフトウェア事業本部 Cloud&Smarter Infrastracture 事業部長 林健一郎氏

 SaaS版の提供価格はデバイス1台あたり100円/月。オンプレミス版はデバイス1台あたりの年間ライセンスが1000円/1台。製品は30日間のフル機能の無料トライアルが提供されるという。

 林氏は、企業のモバイル活用について「従来はメールやCRM中心だったが、昨年からは企業のアプリケーションの連携が増えてきた」と述べ、製品やサービス単体の価格や機能より、業務アプリケーションと連携可能な点をアピールした。

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