ほぼ画面でけっこう持ちやすい
au「AQUOS SERIE SHL25」
auの夏モデルのひとつである「AQUOS SERIE SHL25」(シャープ製)。AQUOSシリーズは2013年末発表モデルから、正面のビジュアルが大きく変化し、EDGESTと呼ばれる3辺狭額縁のデザインになった。それにより、正面の面積においてディスプレーの占める割合は80%以上になり、持ったときのインパクトも相当大きくなった。
2013年前半のスマホを思い出してみると、正面から見たときいまいち判別が付きにくく、5メートル先から「これは、あれだ!」と言い当てるのが難しいくらい、似たデザインが多かった。そういった点を打開しつつ、新しい利用体験の形として、シャープが提案しているのが3辺狭額縁だ。その流れを汲む最新機種となるのがauの「AQUOS SERIE SHL25」である。ベーススペックについてはすっかり横並びであり、サクサク動作は当たり前。それもあってか、大きく強化されている部分はカメラと純正アプリ。その点は後半にチェックするとして、まずは外観から見ていこう。
デカイけど狭い! 5.2型で幅71mm!
本体サイズは約71×134×9.9mm。5.2型というサイズからするとかなりスリムで、片手で持てるサイズになっている。片手操作については、手のサイズの影響を受けてしまうが、それほど手の大きくない筆者でもある程度の片手操作が行なえた。また、ソフトウェア的な機能として「ワンハンドアシスト」機能があり、画面自体を縮小して左右のいずれかに寄せる機能があるため、操作面については意外と快適。まずはサイズ感を受け入れられるかどうかが重要になるだろう。
背面はラウンドフォルムというより、エッジから丸みを帯びており、また正面側末端部も僅かに丸みを帯びるデザインになっている。これは手に突き刺さる感覚を抑制するとともに、物理的に持ちやすくするための形状だ。幅71mmとあるがそれは最長部であり、本体正面表層部は約70mmと、きわどいラインで持ちやすさに挑んでいることがわかる。
ハードウェアボタンやインターフェースのレイアウトを見てみると、まず左側上部に電源/スリープボタンがある。右手に持っている場合は人さし指が届き、左手で持っている場合は親指からアクセスできるというバランスの良さだ。加えて、本体両側面下部にはグリップマジックセンサーがあり、スマホを握るだけでスリープ解除が行なえるため、5.2型ながらスリープ解除のアクションはとてもラク。ボリュームキーは、これも特長的な位置にあり、本体正面下部に並んでいる。やや慣れを必要とするデザインだが、片手でいじれる位置にあるため、数日で使い勝手をよく感じるハズだ。
防水機能があり、ヘッドフォンジャックとmicroUSB端子はキャップレス防水になっている。キャップは本体上部にあるSIMカード+microSDXCカードスロットのみ。お風呂運用も視野にいれる場合、本製品はワイヤレス充電には非対応なので、microUSB端子の湿気に注意する必要がある。そのほかスペックについては、下記表を参考にしてほしい。
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