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高橋暁子の「意外と知らない!? 業界ランキング」 第16回

質問数が日本の人口を超えている!? YouTubeより閲覧時間が長いQ&Aサイト!?

Yahoo!知恵袋の天下だった! Q&Aサイトシェア早わかり

2014年06月30日 09時00分更新

文● 高橋暁子

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日本では「Yahoo!知恵袋」が断トツ

 2014年6月19日時点で、Yahoo!知恵袋の利用登録数は1549万4965人。質問総数は1億3078万3642件、回答総数が3億3135万6233件となっている。2014年6月時点のYahoo!JAPAN媒体資料によると、月間ページビュー数は8億6400万PV。来訪者属性は男性:女性=65:35と男性が多く、年代別では30代が26%、40代が24%と、30代40代が全体の半数を占めている

 教えて!gooの登録者数は公開されていないが、2014年6月19日時点で質問数が668万3067件となっている。質問総数を比べると、Yahoo!知恵袋:教えてgoo=約20:1ほどの差があることになる。登録者数については分からないが、両社の差が開いていることは間違いないだろう。おそらく、日本でのYahoo!JAPANの人気とPVの高さなどが影響していると推測される。

 2008年はQ&Aサイトの利用が伸びた年と言われている。ネットレイティングス調べによると、2008年3月の教えて!gooの月間利用者は428万人、Yahoo!知恵袋は477万人だった。つまり、当時はそれほど差がなかったにもかかわらず、その後に大きな差が開いたことになる。なお当時は、OKWaveが115万人、人力検索はてなは89万人となっていた。

 発言小町は、2013年10月に月間ユニークユーザー数が400万人を突破したと発表している。ユーザー数はそれほど多くないものの、滞在時間が長いことで知られている。2008年7月の月間利用時間は1時間21分50秒に上っており、「YouTube」(1時間17分38秒)や「2ちゃんねる」(56分19秒)より長かった。なお、Yahoo!知恵袋は13分3秒、教えて!gooは5分8秒であり、Q&Aサイトのなかでも特に長く、回答を得るだけに留まらず読み物のように読まれていると推測される。

Yahoo!知恵袋の主なデータ
利用登録数 1549万4965人
質問総数 1億3078万3642件
回答総数 3億3135万6233件
月間ページビュー 8億6400万PV

Yahoo!JAPAN媒体資料(2014年6月)より抜粋

約8割はQ&Aサイト閲覧のみ

 最近のQ&Aサイトの利用率調査でも、ほぼ同様の結果となっている。2014年にインターネットコムとNTTコムリサーチが行なったQ&Aサイトに関する調査によると、Q&Aサイトの認知率は64.8%。56%が「Q&Aサイトを利用したことがある」という結果になった。

 利用者のうち75.7%は「閲覧したことがあるのみ」であり、「質問を投稿したことがある」が9.0%、「質問に対する回答を投稿したことがある」が4.2%だった。質問や回答などを積極的にする層は少数派で、約8割は閲覧のみで問題解決していることが分かる。

 質問/回答したことがある人に利用サービスを聞いたところ、「Yahoo!知恵袋が86.3%、「教えて!goo」が28.1%、「OKWave」が14.4%となった。実際の利用者比率は、Yahoo!知恵袋:教えて!goo:OKWave=6:2:1というわけだ。

世界的にはYahoo!Answersが圧勝

 世界的に見ると、Q&Aサイトの利用率はどうなっているのだろうか。代表的なサービスをSimiler Webで調べてみよう。なお、Similer Webは正確な登録者数や訪問者数が分かるわけではないので、あくまで参考値として考えてほしい。

 Yahoo!Answersの月間訪問者数は、2014年5月時点で10億4200万人。同じく、Ask.fmは4億9250万人となっている。Yahoo!Answers:Ask.fm=約2:1というわけだ。なお、百度知道は1億6900万人、Quoraは1450万人。Similer Webで見ると日本のYahoo!知恵袋は9170万人となっている。

 この数値で見ると、Yahoo!Answers:Yahoo!知恵袋は約10:1以上の差が開いていることになる。ほぼ日本語圏からのみの利用となるYahoo!知恵袋に対し、Yahoo!Answersは世界各国からアクセスがあるためだろう。

 なお、Yahoo!Answersが誕生したのは2005年のこと。Ask.fmに至っては、2010年に誕生している。中国の百度知道は利用されているが、2003年に誕生した韓国NAVERのQ&Aサイト「NAVER知識plus」は「ハンゲーム知識plus」と名称を変えたが、サービスを終了している。

 日本でも、人気のLINEがQ&Aサイト「LINEQ」をオープンした。スマホからのアクセスが増えたり、身近な人に質問できるSNSが普及するなどの状況の変化が今後Q&Aサイトシェアにどう影響を与えるのか、注目していきたいところだ。

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