「IBMとの密な協力関係を維持する」とコメント
レノボ、買収した日本IBMのサーバー事業を承継する新会社設立-「レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ」
2014年06月23日 16時26分更新
レノボ・ジャパンは6月23日、日本IBMのサーバー事業を承継する新会社「レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ」の国内設立を発表した。今年1月に発表したIBMのx86サーバー事業買収(関連記事)手続きが完了した後に、サーバーとサービス、エンタープライズソリューションを包括的に提供するという。
経営陣は以下のとおり。
- 代表取締役:ロードリック・ラピン氏(レノボ本社バイスプレジテント、レノボ・ジャパン代表取締役社長、NECパーソナルコンピュータ代表取締役執行役員社長兼務)
- 取締役(就任予定):瀧口昭彦氏(レノボ・ジャパン執行役員専務兼務)
- 執行役員(就任予定):ジェリー・スミス氏(レノボ本社エグセクティブバイスプレジデント、レノボ本社エンタープライズビジネスグループ ゼネラルマネージャー兼務)
また事業承継完了後には、日本IBMのx86サーバー担当部門から役員を迎え入れる予定だ。
ラピン氏は「現在のIBMのユーザー様をはじめ、日本のエンタープライズのお客様に対し、IBMのx86サーバー製品、サービスを提供する体制を整えております。新会社の設立は私どもの日本のエンタープライズ市場およびお客様に対するコミットメントの証です。IBMからのスムーズな業務引き継ぎと、ThinkPadに代表される定評ある製品群とのワンストップショッピングの提供を実現してゆきます。当社はまた、IBMとの密な協力関係を維持し、業界トップレベルのx86サーバー製品のサポートと保守サービス、サーバーソリューションを共に提供してゆきます」とコメントした。
新会社には検証センターを開設し、ユーザー企業やビジネスパートナーにx86サーバーと関連したシステムやソリューションを検証する施設を提供するという。