EyeSightって衝突回避ブレーキだけじゃない!
SFアニメを具現化できそうな自動運転システムに肉薄!
テレビCMなどでも盛んにやっているので、EyeSightは緊急時の衝突回避ブレーキと思っている人も多いようだ。確かにEyeSighの一面は、オカマを掘りそうになったり、子どもが脇から飛び出したときの、衝突回避ブレーキとして働く。しかし、スバルに限らず衝突回避しかできないかのようなCMがバンバン流れているので、EyeSightも単機能に思われてしまっているようだ。
ということで、EyeSightが衝突回避ブレーだけではないことを、簡単にまとめておこう。
- 衝突回避ブレーキ
前方不注意や脇からの飛び出しなどによる衝突を回避するため、ドライバーに代わって急制動する機能。また前車のブレーキランプの点灯を認識して、瞬時に危険回避行動をとれるよう準備する。
※ムービーはver.2のもの
- 先行車追従型オートクルーズ(全車速型)
高速道路などで一定の速度で走るオートクルーズ機能に加え、先行車との車間距離を判断して詰まってきた場合は速度を自動的に落とす。また追従していた前車との間に、別の車両が割り込んできた場合、アクセルを緩めたり、時にはブレーキもかけて速度を落とし、自動的に車間距離を保つ。
EyeSightは、停止するような渋滞にハマった場合でもオートクルーズが有効で、前車に合わせて発進・停止することも可能だ。
※ムービーはver.2のもの
- 誤操作防止
駐車場でのアクセルとブレーキの踏み間違えなど、車両の進行方向に障害物がある場合は、ドライバーの運転操作を評価し、事故が起こりそうな場合は警告・運転操作を無効にする。
- 衝突回避ステアリングアシスト
高速道路などを走行中、居眠りなどで車線を逸脱しそうになった場合に、警告とともにステアリング操作をアシストして、車線中央に車両を戻してくれる。また、衝突回避ブレーキだけでは回避できないとシステムが判断した場合、ステアリングもアシストして衝突を回避する。このときステアリング操作に加え左右の制動力も変えて、進路を変更する。