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ハイコストパフォーマンスに感じるバランスの良さ

シュアが価格激戦区に投入、5000円強のイヤホン「SE112」を試す

2014年06月22日 12時00分更新

文● 四本淑三

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同門対決「SE112vsSE215」、カジュアルユースならSE112

 もうひとつ、気になるSE112のライバルは、同じダイナミック型ドライバーを使った同社のSE215でしょう。価格も9000円前後と、それほど差がないので気になっている方もいらっしゃるでしょう。

 SE215はイヤーモニターですから、着脱はちょっと面倒で、使うのに気合を要します。しかしSE112よりもフラットなチューニングでレンジの広さが魅力です。

SE215はイヤーモニターらしくケーブルを耳の後ろに回して装着します

SE215も、SE112と同じY字型ケーブルとL字型プラグ。ただこちらの方が若干ケーブルは太く、柔軟性があります

 SE215のハウジングとケーブルはソケットで接続されており、ケーブルがユーザー交換可能というのも魅力的です。SE112はケーブル交換ができない構造なので、マイク付きケーブルでヘッドセット化する「CBL-M+-Kミュージックフォンアダプターケーブル」のようなオプションは使えません。

 ただ、イヤホン自体の着脱を頻繁に繰り返すカジュアルユースならSE112には敵いません。個人的には、気軽に扱えるという点で、SE112を持って出ることが多くなっています。



著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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