ハイエンドというまでにはいかないスペック
LTE&キャリアアグリゲーションにも対応
ここからはFire Phoneの主要スペックについて見ていく。まずディスプレーは4.7型液晶でHD解像度(720×1280ドット)。CPUはクアッドコアのSnapdragon 800で2.2GHz動作。メインメモリーは2GB。内蔵ストレージは前述したように32GBまたは64GB。フルHD解像度ではなく、画面サイズを考えても、ミドルハイクラスと言ったところだろう。
メインカメラは13メガピクセルで、F値2.0のカメラを搭載。さらに光学式手ブレ補正機構も搭載し、暗所での強さが強調されている。またスリープ状態から、前述のFireflyキーを押すことで、すぐにカメラが立ち上がる。動画撮影はフルHD止まり。また、Fire Phoneユーザーは、無制限のクラウドストレージに写真をアップできる点もアピールポイント。インカメラは2.1メガ。
本体サイズは66.5×139.2×8.9mmで、重量は160g。Kindle Fire HDX 8.9のような極端な薄型/軽量デザインは採用されず、どちらかと言えばやや重め。バッテリー容量は2400mAh。連続通話時間は22時間、連続待受時間は285時間となっている。
通信機能はLTE/W-CDMA/GSMに対応。LTEの対応はバンド1/2/3/4/5/7/8/17/20(2.1GHz/1.9GHz/1.8GHz/AWS/850MHz/2.6GHz/900MHz/700MHz/800MHz)と広い。さらにキャリアアグリゲーションにも対応している。
現在はAT&Tからのみのリリースだが、LTEの対応バンドの多さを考えると、AT&Tで販売するためだけに作られたのではないかもしれない。日本での発売は現時点では発表されていないが、日本はともかくとして、他のキャリアや市場で展開される可能性は十分考えられる。
「Amazon Fire Phone」の主なスペック | |
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ディスプレー | 4.7型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約66.5×139.2×8.9mm |
重量 | 約160g |
CPU | Snapdragon 800 2.2GHz (クアッドコア) |
内蔵メモリー | 2GB |
内蔵ストレージ | 32GBまたは64GB |
OS | Fire OS 3.5.0 |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:13メガ/イン:2.1メガ |
バッテリー容量 | 2400mAh |
連続待受時間 | 約285時間 |
連続通話時間 | 約11時間 |