Mozilla Japanが、モバイルプラットフォーム「Firefox OS」について、メディア向けの勉強会を開催。Firefox OSの現状についての説明とともに、国内向けに各種認証を取得したうえでの販売を予定している開発者向け端末「Flame」が紹介された。なお、Flameの国内価格は1万8500円(税抜、送料込)で、7月発売予定。

国内で正式に入手可能になるFirefox OS搭載の開発者向け端末「Flame」
今夏に2.0に進化するFirefox OS
スッキリしたFirefox OSらしさを追求したUIに
まず説明されたのは、Firefox OSの現状について。現在は3種のデバイスが、5つのキャリアによって、16ヵ国で展開されている状態。中でも積極的なのはテレフォニカとドイツテレコムで、前者は中南米、後者は東欧などのエリアで、エントリークラスのスマホがリリースされている状態だ。
2014年の夏以降は、端末の幅はさらに上下に広がり、2月のMWCでも発表された25ドルスマホに加え、ミドルレンジクラスや、「Alcatel One Touch Fire S」のようにLTEに対応した端末の登場も予定されている。
この端末の拡充とともに、今夏登場するのが「Firefox OS 2.0」である。Firefox OSはウェブブラウザーの「Firefox」と同様に定期的(3ヵ月に1度程度)なアップデートを進めているが、今年4月に開発を完了した1.4からは一気にバージョンが進むことになる。
その理由はUIにおける大きな変化だ。画面下部に固定のアイコンがあって、メイン部分は左右にフリックできる、どこかAndroidに似たホーム画面から、縦方向にスクロールするタイプに変更。曲線にこだわったアイコンや、余計な境界線などが含まれないスッキリしたデザインに進化。Firefox OSらしさを追求したUIを実現できたとする。
(次ページでは、「開発者向け端末、Flameについて」)
