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極薄8.95mm! 使い勝手向上の2in1タブレット「LaVie Tab W」

2014年06月17日 13時00分更新

文● 高橋量

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ボディは約598gと軽量、厚さ8.95mmとスリムで
ペンの書き味も上々

 今回発表された「LaVie Tab W」は、NECの個人向けWindowsタブレットとしてはおよそ9ヵ月ぶりの新モデルとなる。デザインおよび機能は、2014年4月に発表された法人向けWindows 8.1タブレット「VersaPro J タイプVT」とほぼ同じなので、これをベースに個人向けモデルが展開されたと見ていいだろう。

2014年4月発表の「VersaPro J タイプVT」がベースの「LaVie Tab W」。ビジネス向けモデルとの違いはLTEや指紋センサー、NFCなどに非対応となっている点など

 フットプリント(設置面積)は約幅256.5×奥行き177mmで、B5サイズ(幅257×奥行き182mm)よりもひと回り小さい印象を受ける。高さは8.95mmと非常に薄く、Windowsタブレットとしては最薄クラスだ。約598gの重量についても、10.1型Windowsタブレットとしては軽い部類に含まれる。

本体カラーはスパーリングシルバー。アルミ素材を利用することで軽さと頑丈さ、質感の高さを実現している。本体上部が丸みを帯びている点も特徴的だ。本体背面には有効画素数約800万画素のWebカメラが配置されている

非常にスリムで、実際に手で持ち上げるとカタログ上の重量よりも軽く感じた

 マルチタッチ対応IPS液晶ディスプレーのサイズは10.1型で、解像度は1920×1200ドットのWUXGA。前モデル「PC-TW710M1S」「PC-TW710M2S」の解像度は1366×768ドットだったので、1画面あたりの情報量はおよそ2.2倍に向上している。またアスペクト比が16:9から16:10、画素密度が約155dpiから約224piへと変わっている点にも注目したい。実際の画面を見ると非常に精細で発色もよく、写真や動画を楽しむのに向いている。

IPSパネルを採用した液晶ディスプレーは発色に優れ、グラデーションの階調表現も良好だ。液晶表面は光沢のあるグレアタイプで光の映り込みはそれなりにあるが、照明の真下や明るい窓際にいないかぎり気になることはないはずだ

 インターフェースとしてはUSB 2.0端子、MicroHDMI端子、microSD/microSDHC/microSDXC対応メモリーカードスロットなどが用意されている。通信機能はIEEE802.11a/b/g/nの無線LANとBliuetooth 4.0に対応。タブレットとしては標準的な構成だが、プリンターやUSBメモリーなどをそのまま接続できるフルサイズのUSB 2.0端子が用意されている点はありがたい。

「LaVie Tab W」の本体上面には、電源スイッチと画面回転ロックボタンが用意されている

本体底面のインターフェースは、キーボード接続用コネクターがある

左側面にはフルサイズのUSB2.0端子と電源コネクターを配置

右側面にはMicroHDMI端子、メモリーカードスロット、音量調節ボタン、ヘッドホン端子と並ぶ

ACアダプター。本体につなぐ側の端子の形状は、「LaVie Z」のものと似ているが、薄型となっている

デジタイザーペンはワコム製ベース

 「LaVie Tab W」は1024段階の筆圧感知対応のデジタイザーペンが付属する。前モデルに比べて直径が6.5mmから7.4mmと太くなったことでグリップ感が増し、さらにクリップが付いたことで使い勝手が向上している。

「LaVie Tab W」に標準で付属するデジタイザーペン

直径が0.9mm太くなり、グリップ感が増した

 デジタイザーペンを使った手書き入力は遅延や線のカクつきもなく非常に快適だ。パネル上でほんのわずかにペン先が引っかかるような印象も受けたが、総合的にはストレスなく利用できる。1024段階の筆圧感知といえばワコムの製品が思い浮かぶが、NECの公式情報としてはワコム製であることは公表されていない。念のため、デバイスマネージャを確認してみたところ、ワコム製のドライバーが使われていた。

デバイスマネージャを確認すると、さまざまなワコム製ドライバーが利用されていた

ペン操作は非常になめらか。筆圧感知対応アプリではやや強めに描いたほうがハッキリとした線を描ける


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