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MS傘下になったNokiaがローエンド戦略を説明 Nokia Xは継続か?

2014年06月13日 11時00分更新

文● 末岡洋子

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中国、ロシアで好調のNokia X
Androidのカテゴリーを侵食している

 Nokia Xは3月末より中国など一部市場で発売しているが、わずか数ヵ月でMicrosoftは効果を実感しているようだ。Lehtonen氏によると、Nokia XのユーザーがSkypeをアクティベートする比率は、Androidデバイスの2倍という。なお、Nokia Xラインでは、最初の1ヵ月間、Skypeの有料通話が無料になる。

“1ヶ月間有料通話が無料”が奏功したのか、Nokia XのユーザーのSkypeアクティベートは多いという。Nokia XにはMSのサービスを利用してもらうための入口という役割もある

 中国ではNokia Xの事前予約は400万台あったといわれるが、Lehtonen氏によると、ロシアではNokia Xの販売はAndroidカテゴリでは1位、フィーチャーフォンを入れた携帯電話全体でも3位という。インドでも、「この国で長年携帯電話をローンチしたが、これまでで最も急速に台数が伸びた」と報告する。

 「(現行モデルの)X、X+、XLは始まりにすぎない」という言葉から予想できるように、Microsoftとなった後もNokia Xラインは存続するとみて間違いないだろう。Windows Phoneの無償化と合わせて、Nokiaのデバイス事業を手にしたMicrosoftのプラットフォーム戦略は多面的に変わりつつあるようだ。

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