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標的型攻撃を防ぐ内部対策向けのアプライアンス

PFU、マルウェアをリアルタイム検知するiNetSec Intra Wall

2014年06月13日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 6月11日、PFUはマルウェアの活動をリアルタイムに検知し、感染端末をネットワークから遮断する内部対策アプライアンス「iNetSec Intra Wall」を発表した。

 PFUでは、これまで検疫ネットワークソリューションの「iNetSec Inspection Center」やデバイスの見える化と不正接続を防止する「「iNetSec Smart Finder」などを展開してきた。今回発表されたiNetSec Intra Wallは、ネットワークの入口・出口の対策では防ぎきれない標的型攻撃の拡散を抑える内部対策向けの製品。LAN内に設置したアプライアンスが、ネットワークの通信からマルウェア特有のふるまいを検知し、感染端末をほぼリアルタイムで遮断する。ファイル共有ソフトやSNSなど、業務での利用を禁止しているアプリケーションの利用を検知することも可能になっている。

iNetSec Intra Wallの適用ポイント

 マルウェアの検知に関しては、富士通研究所より「感染拡大検知技術」のライセンスを受けて使用しており、通信の順番や方向を重点的に精査することで、軽快な動作が実現されているという。

 製品はマルウェアの検知や感染端末の遮断を行なう「センサー」と、センサーを統合管理する「マネージャー」で構成される。マネージャーはシステムに1つ必要。センサーは、監視するセグメントのスイッチに接続し、最大16VLANまで監視できる。上記の商品に加え、アップデートプログラム提供、辞書提供、およびQ&A対応などを含む年間利用ライセンスが必要になる。

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