あとで読むページに最適! 「リーディングリスト」を使う
Windows 8.1からは、読みたいページを一時的に保存しておける「リーディングリスト」アプリが追加された。お気に入り同様に、ページのリンクを保存して置けるというものだ。
用途は似ているが、リーディングリストでは項目の追加や削除が手軽に行なえたり、長文を読みやすくする機能を備えている。
繰り返し訪れるニュースサイトのトップページはお気に入りに、1度読めばいい記事や、仕事用の資料として読みたいといった一時保管用にはリーディングリストに、という具合に使い分けるといいだろう。
以上でリーディングリストに登録される。ページを再表示するときには、リーディングリストのアプリを起動する必要がある。
メニューを開かずにページを「戻る」
デスクトップ版では「戻る」「進む」といったナビゲーションアイコンが画面上部に常に表示されていた。ストアアプリ版では通常、ナビゲーションアイコンは表示されていないので、その都度メニューを表示させる必要がある。そのため、頻繁に戻ったり進んだりといった操作をするときには、非常に面倒だ。
しかし、ストアアプリ版のIE 11は、画面を大きく左右にスワイプすることで、メニューを出さずにナビゲーション操作ができるようになっている。
ストアアプリ版のIEで見られないページを
デスクトップ版でスマートに見る方法
ストアアプリ版のIEは、あくまでデスクトップ版の簡易的な機能しか持たない。Flashなど、一部のプラグインはデスクトップ版のIEに導入することでストアアプリ版でも利用可能となるが、SilverLightといった多くのプラグインはストアアプリ版のIEで使えない。
ページを開くと、何も表示されないまま、ということがある。そんなときは、デスクトップ版のIEで同じページを開く。
この際、URLのコピペという野暮ったい方法ではなく、ストアアプリからダイレクトにデスクトップ版へURLを受け渡す方法があるので積極利用しよう。
以上、タッチ操作でのIEの操作について解説した。ストアアプリ版のIEは、機能こそ少ないものの、ボタンのサイズやページのナビゲーションのしやすさなど、よく練られたインターフェースとなっているため、タブレットでも快適に操作できることだろう。
惜しいのは、ChromeやFirefoxといった外部ブラウザーをインストール後、標準ブラウザーを変更してしまうと、ストアアプリ版のIEが利用できなくなってしまう点。IEが標準のブラウザーに設定されていないと、ストアアプリ版のタイルが消えてしまうのだ。
デスクトップではChrome、ストアアプリ版ではIEといった使い分けができると最高なのだが……。ともあれ、Windows 8.1でのタッチ操作では現状もっとも操作しやすいブラウザーであることは間違いないので、積極的に利用してほしい。
次回は「ストア」でのアプリの買い方や自動アップデートについて解説する。
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