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意外と知らない!? Windows 8.1タブレット活用術 第5回

2つのIEを使い分け!? Windows 8.1タブでブラウザーを使いこなす!

2014年06月11日 12時00分更新

文● タトラエディット

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あとで読むページに最適! 「リーディングリスト」を使う

 Windows 8.1からは、読みたいページを一時的に保存しておける「リーディングリスト」アプリが追加された。お気に入り同様に、ページのリンクを保存して置けるというものだ。

 用途は似ているが、リーディングリストでは項目の追加や削除が手軽に行なえたり、長文を読みやすくする機能を備えている。

 繰り返し訪れるニュースサイトのトップページはお気に入りに、1度読めばいい記事や、仕事用の資料として読みたいといった一時保管用にはリーディングリストに、という具合に使い分けるといいだろう。

チャームバーを表示させ、「共有」→「リーディングリスト」をタップする

チャームバーを表示させ、「共有」→「リーディングリスト」をタップする

スナップ表示に切り替わり、右側にリーディングリストが起動する。「追加」をクリック

スナップ表示に切り替わり、右側にリーディングリストが起動する。「追加」をクリック

 以上でリーディングリストに登録される。ページを再表示するときには、リーディングリストのアプリを起動する必要がある。

「スタート」画面から「リーディングリスト」をタップする

「スタート」画面から「リーディングリスト」をタップする

リーディングリストに追加されているページが一覧表示される

リーディングリストに追加されているページが一覧表示される

閲覧したいページのタイトルをタップすると、スナップ表示に切り替わり、右側にページ内容が表示される

閲覧したいページのタイトルをタップすると、スナップ表示に切り替わり、右側にページ内容が表示される

メニューを開かずにページを「戻る」

左から右方向にスワイプする。画面の左端からスワイプすると、アプリが切り替わってしまう。そのため、操作の始点はページの空いている部分にするといい

左から右方向にスワイプする。画面の左端からスワイプすると、アプリが切り替わってしまう。そのため、操作の始点はページの空いている部分にするといい

 デスクトップ版では「戻る」「進む」といったナビゲーションアイコンが画面上部に常に表示されていた。ストアアプリ版では通常、ナビゲーションアイコンは表示されていないので、その都度メニューを表示させる必要がある。そのため、頻繁に戻ったり進んだりといった操作をするときには、非常に面倒だ。

 しかし、ストアアプリ版のIE 11は、画面を大きく左右にスワイプすることで、メニューを出さずにナビゲーション操作ができるようになっている。

ストアアプリ版のIEで見られないページを
デスクトップ版でスマートに見る方法

 ストアアプリ版のIEは、あくまでデスクトップ版の簡易的な機能しか持たない。Flashなど、一部のプラグインはデスクトップ版のIEに導入することでストアアプリ版でも利用可能となるが、SilverLightといった多くのプラグインはストアアプリ版のIEで使えない。

 ページを開くと、何も表示されないまま、ということがある。そんなときは、デスクトップ版のIEで同じページを開く。

 この際、URLのコピペという野暮ったい方法ではなく、ストアアプリからダイレクトにデスクトップ版へURLを受け渡す方法があるので積極利用しよう。

デスクトップ版IEで開きたいページを表示させておき、メニューを表示。右下2番目の「設定」アイコンをタップし、「デスクトップで表示する」を選択

デスクトップ版IEで開きたいページを表示させておき、メニューを表示。右下2番目の「設定」アイコンをタップし、「デスクトップで表示する」を選択

先ほどのページがデスクトップ版IEで表示された

先ほどのページがデスクトップ版IEで表示された

 以上、タッチ操作でのIEの操作について解説した。ストアアプリ版のIEは、機能こそ少ないものの、ボタンのサイズやページのナビゲーションのしやすさなど、よく練られたインターフェースとなっているため、タブレットでも快適に操作できることだろう。

 惜しいのは、ChromeやFirefoxといった外部ブラウザーをインストール後、標準ブラウザーを変更してしまうと、ストアアプリ版のIEが利用できなくなってしまう点。IEが標準のブラウザーに設定されていないと、ストアアプリ版のタイルが消えてしまうのだ。

 デスクトップではChrome、ストアアプリ版ではIEといった使い分けができると最高なのだが……。ともあれ、Windows 8.1でのタッチ操作では現状もっとも操作しやすいブラウザーであることは間違いないので、積極的に利用してほしい。

 次回は「ストア」でのアプリの買い方や自動アップデートについて解説する。

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