超小型なACアダプタが付属
付属のACアダプタ。大きさは幅94.0×奥行き41.0×高さ30.0mmで、重さは192g
モバイルノートの場合、バッテリーの持ちも気になるところ。本製品は、カタログ値（JEITA測定法 Ver.2.0での測定値）でバッテリー駆動時間が約5.4時間となっている。そこで、実際にどのくらい持つのかを、バッテリーベンチマークソフト「BBench」を使って計測してみた。「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定し、満充電状態から電源が落ちるまでの時間を計っている（なお、あくまでも試作機での計測なので参考程度に考えてほしい）。
その結果、電源プランで「ECO」、画面の明るさを30％ほどに設定した場合のバッテリー駆動時間が4時間2分となった。これなら、長い会議でもACアダプタなしで乗り切れそうだ。出張や旅行、終日出先で作業する場合はACアダプタが必要になるが、本製品のACアダプタは192gと非常にコンパクト。本体と合わせても1kgを切るので、持ち運びに負担を感じることはないはずだ。
ソフトウェアも強化され完成度が高まる
現行モデルには、標準で独自開発のアプリ「My Time Line」がプリインストールされている。これは、社会的に注目されているニュースを自動的に収集し、ユーザーの関心度や嗜好を学習して見やすく並べてくれるニュースリーダーアプリだ。使い込めば使い込むほど手放せなくなるアプリで、個人的にはスマートフォンにも同機能のアプリを提供してほしいと思うくらい気に入っている。
「My Time Line」のメイン画面。自分の好みのニュースを閲覧していると、左側のカテゴリーを表すリボンの表示順や色が変わっていく
特に便利なのが、ニュースの閲覧履歴を分析してカテゴリーをランク付けしてくれる機能。たとえば、映画関連のニュースの閲覧数が多いと、画面左のカテゴリーを表すリボンのうち、「映画」の表示順が上になりアクセスしやすくなる。しかもリボンの色も閲覧数に応じて青から赤に徐々に変化していく。自分の興味がどこにあるのか視覚的に分かりやすいし、興味のあるニュースを探しやすい。
「LZ750/SSB」には「My Time Line」の最新バージョンが搭載されている。従来に比べてニュース解析の精度が上がっており、自分の興味のあるニュースがより探しやすくなっている。全体の挙動もスムーズで、従来より快適にニュースを閲覧できる。本機を購入したら、ぜひ一度試してみて欲しい。
このように、新しい「LaVie Z」はハードとソフトの順当な進化により、ノートPCとしての完成度がさらに高まっている。日常的な作業は十分快適にこなせる性能を持っているので、セカンドマシンとして軽量なモバイルノートを探している人はもちろん、メインで使うノートの買い換えを考えている人にも注目してほしい製品だ。
