前モデルからCPUを強化
今回試用した2014年夏モデルは、2013年秋冬モデルからCPUを強化したもの。従来は2コアのCore i7-4500U(1.80GHz)が採用されていたが、本機ではCore i7-4510U(2.00GHz)に変更されている。なお、その他の基本的なスペックに大きな変更はなく、グラフィックスはCPU内蔵のインテル HD グラフィックス 4400で、メモリーに4GBのPC3L-12800、ストレージに256GBのSSDが採用されている。
そこで、いくつかのベンチマークを実行して新モデルの性能を測ってみることにした。まず、「Windowsエクスペリエンスインデックス」では、次のような結果になった。
Windowsエクスペリエンスインデックスの結果 | |
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プロセッサー | 7.4 |
メモリー | 5.9 |
グラフィックス | 5.1 |
ゲーム用グラフィックス | 5.1 |
プライマリ ハードディスク | 8.1 |
続いて「PCMARK 8 HOME CONBENTIONAL」では、下図のようにスコアが1985となった。
PCMARK 8 HOME CONBENTIONAL 3.0スコア | |
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HOME Score | 1985 |
Test Duration | 34min 19s |
Web Browsing - JunglePin | 0.40496s |
Web Browsing - Amazonia | 0.16951s |
Writing | 6.0s |
Casual Gaming | 14fps |
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 | 30fps |
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 | 147ms |
Advanced Photo Editing part 1 | 0.75056s |
同様に3DMARKも試したところ、「FIRE STRIKE」が525、「CLOUD GATE」が4143、「ICE STORM」が38814となった。
次に「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測したところ、下図のようになった。前モデルに比べると全体的に数値がアップしているが、なかでも項目の「Write」のスコアが大きく伸びているようだ。
このほか「モンスターハンター フロンティア ベンチマーク 大討伐」では、1280×720ドットの設定でスコアが2186、1920×1080ドットで1096となった。また「ドラゴンクエストX」では、1280×720ドット、標準品質の設定でスコアが4478となり、「普通」の評価だった。
これらの結果を見ると、グラフィックスに関してはほぼ同じレベルとなっているが、CPUやストレージの性能は前モデルよりも向上しており、順当な性能アップといえる。
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