無駄をそぎ落としたデザインが魅力
「LaVie Z」の本体サイズは、幅319×奥行き217×高さ14.9mmで質量は約795g(タッチパネルモデル「LZ650/SS」は、高さが14.9~15.9mm、質量が約964g)だ。今回試したIGZOモデルの場合は、厚さが均一で天面や底面が凹凸のないフラットなデザインになっており、まるで薄い板のような外観。バッグなどにもスムーズに収納できる。余分な装飾を排した無駄のないデザインのため、ビジネスシーンでも使いやすいのが魅力的だ。
本体側面の排気口は、三角形の穴が「▲▼▲▼」のように並んでいる。また本体底面のゴム足はピラミッド形、スピーカー穴は菱形になっており、それぞれデザイン上のアクセントになっている。ほかにも、本体の前面のエッジにつけられた傾斜など細かい部分まで考えられており、シンプルでありながら繊細で美しいデザインに仕上がっている。
インターフェイスは、USB 3.0端子×2、HDMI端子×1、ヘッドホン出力・ライン出力端子×1、SDカードスロット×1となっており、必要十分。USB端子のうち1ポートはパワーオフUSB充電機能付きで、電源オフの状態でもスマートフォンなどをつなげば充電可能だ。このほか、ディスプレー上部に有効92万画素のWebカメラを搭載する。
超高解像度のIGZO液晶を搭載
ノートPCにとって、画面の見やすさとキーボードの打ちやすさは大きなポイントだ。「LaVie Z」の場合、ディスプレーは省電力なIGZOパネルを採用しており、サイズは13.3型ワイドで、解像度は2560×1440ドットとなっている。また液晶は非光沢(ノングレア)のため照明や太陽などの映り込みが少なく、明るいオフィスや屋外でも画面が見やすい。
13.3型で2560×1440ドットもあると、肉眼ではほとんどドットの見分けがつかない。画像などは紙にプリントしたものと見比べても遜色ないほど緻密に表示される。
なお、メニューの文字やデスクトップ上のテキストのサイズはコントロールパネルから変更できる。見やすさを重視する場合は「すべての項目のサイズを変更する」で「大きくする」に、視認性は犠牲になっても作業エリアの広さを重視したい場合は「小さくする」にスライダーを動かして調整するといいだろう。
キーボードはアイソレーションタイプを採用。キーとキーの間が離れており、キーピッチも18mmと余裕があるため、入力ミスが起きにくい。ただし、薄型化のトレードオフでキーストロークが一般的なノートPCに比べると浅いため、慣れるまでに多少時間が必要。もっともキーボード面のたわみが少なく、キー自体のつくりもしっかりとしているため、慣れればスムーズに入力できるはずだ。
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