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東芝4Kパソコン徹底ロードテスト 第6回

スマホやタブレットと同期できる「AirGet for TOSHIBA」が便利

4Kノート「dynabook Satellite T954」は付属ソフトが超充実してた!

2014年07月11日 11時00分更新

文● 高橋量

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専用ユーティリティーで「dynabook Satellite T954」を便利に使う

 東芝の独自ユーティリティーは数が非常に多いため、「dynabook T954」からは専用ランチャー「デスクトップアプリメニュー」の利用をおすすめする。画面左のメニューからさまざまな機能を呼び出せるが、よく使うのは音声/映像関連の「マルチメディア」とシステム関連の設定を行なう「ユーティリティ」、アップデートやシステムのチェックを行なう「サポート&リカバリー」の3つ。なにかわからないことがあったら、まずデスクトップにあるこのランチャーを起動するといい。

プレーヤーやオーディオ設定など利用できる「マルチメディア」

システム設定や省電力設定を行なうための「ユーティリティー」

リカバリーメディアの作成やソフトウェアの更新を行なう「サポート&リカバリー」

 ここでは数ある設定ユーティリティーのなかから、実用的なものやユニークなものを紹介しよう。「ユーティリティー」の「システムセッティング」は、東芝の独自機能を中心にさまざまな設定を行なえる。「デスクトップアプリメニュー」と同様、画面左のメニューから機能を呼び出すことが可能だ。

東芝独自の機能を利用できる「システムセッティング」

 マシン未使用時に外部プレーヤー機器からスピーカーを利用できる「スリープアンドミュージック」やネットワーク経由でマシンをリモート起動できる「LANのウェイク・アップ」など、万人向けではないが特定の用途には非常に便利な機能が用意されている。なかでも特に実用度が高いのが、振動や衝撃からHDDを守る「東芝HDDプロテクション」。本体に内蔵された加速度センサーで揺れを検知するとHDDのヘッドを自動的に収納し、ディスクとヘッドの接触による破損の可能性を軽減できるのだ。

本体の揺れを検知した際にHDDのヘッドを自動退避させることで破損の可能性を軽減する「東芝HDDプロテクション」

HDDの3D表示機能を使えば、加速度センサーが正常に動作しているかを確認できる

 「dynabook T954」の消費電力を抑えたい場合には、「ecoユーティリティ」が便利だ。さまざまな省電力設定をスイッチ操作一括で行なえるほか、現在の消費電力量を表示したり、ACアダプターからの給電を一時的に停止してバッテリーを利用する「ピークシフト機能」を設定できる。充電容量を抑えることでバッテリー寿命を伸ばす「eco充電モード」も積極的に利用したい。

「ecoユーティリティー」から消費電力量を抑える「ecoモード」に切り替えることで、ディスプレーの明るさやキーボードバックライトの消灯などを一括で設定できる

指定した時刻になると、給電方法をACアダプターから内蔵バッテリーに自動的に切り替える「ピークシフト機能」。昼間の消費電力を夜間に移行させることで、電力需要の平準化に貢献できる

バッテリー劣化の原因となる過充電を抑える「eco充電モード」

 同じく節電に関係する機能が、Webカメラによる顔検出でマシンが利用されているかを判断する「Active Display Off」だ。一時的な離席などで利用者の顔を検出できない場合、ディスプレーの電源が自動的にオフとなる。

Webカメラを使った顔認識でディスプレーのオンオフを切り替える「Active Display Off」

 付属ソフトやBIOSのアップデートを行なう場合は「東芝サービスステーション」を利用するといい。ハードウェア/ソフトウェア的な不具合やセキュリティー面を強化するためにも、こまめにチェックしておこう。

ソフトウェアの更新を行なう「東芝サービスステーション」。Windows 8.1に関するアップデートも可能だ


(次ページ、「写真や動画を楽しむならWindowsストアアプリがおすすめ」に続く)

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