このページの本文へ

新言語「Swift」、開発者を意識した解禁も連発—WWDC 2014をダイジェストで振り返る

2014年06月09日 09時30分更新

文● 鈴木淳也(Junya Suzuki)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「Metal」—ゲームやCG開発向けの施策

 ゲームやCG開発向けの施策も発表されている。「Metal」という新しい画像処理フレームワークは、オーバーヘッドの大きいOpenGL処理を置き換えることで、メインプロセスの処理に割けるリソースを増やし、より高速で高度な処理を持ったゲームやCGアプリ開発を促す。画像だけでなく、GPGPU的な処理もMetalはサポートしている。SpriteKitとSceneKitはゲームやCGでのキャラクター(パーティクル)や背景処理を物理演算を交えて処理するフレームワークとなっており、これを組み合わせることで表現力豊かなアプリを比較的容易に実現できるとみられる。

「Metal」は、A7プロセッサに最適化された画像処理フレームワーク

従来のOpenGL処理は、大きなオーバーヘッドとなっている

そのOpenGL処理をMetalに置き換えることで、アプリ高速化を実現する。シェーダによる3D処理だけでなく、GPGPUのような処理も可能

SpriteKitとSceneKitはゲームやCGでのキャラクター(パーティクル)や背景処理を物理演算を交えて処理するフレームワーク

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中