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iOS/iCloud連携を強化する「OS X Yosemite」—WWDC 2014をダイジェストで振り返る

2014年06月09日 09時30分更新

文● 鈴木淳也(Junya Suzuki)

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「Safari」のユーザーインターフェースも刷新

 Safariも今回は大幅なUI変更が加えられており、従来まで「タイトルバー」「アドレスバー」「ブックマーク」の3段構成だったウィンドウ上端のタイトルまわりが整理され、「アドレスバー」のみが表示されるようになった。

新しくなったSafari。まずタイトルバーとアドレスバーが一体化し、ブックマークはデフォルトでオフになることで、コンテンツ表示領域が一気に広くなった

 ブックマークはデフォルトでは表示オフとなり、タグ表示も画面の表示領域をはみ出たものを一括でグルーピングするのではなく、左右スクロールで個々に参照できるようになった。また、すべてのタグをページの種類ごとに分類して一括表示させる機能も搭載され、視認性が向上している。

タグも一度に表示できる個数をオーバーすると自動的にグルーピングされていたものが、左右スクロール形式に変更されて一覧性が少し上がっている。さらにタグ全体を画面上でグルーピング後に一覧表示する機能も追加されている

 従来のSafariでは、機能アピールにおいて「JavaScriptやレンダリングのパフォーマンス」を強調することが多かったが、今回は「電力効率」の良さをアピールしている。

今回Appleは新Safariでの電力効率の高さを特に強調している

「別にスピード競争から離れたわけではない」とばかりに、競合製品とのJavaScriptベンチ結果を出しているが、今回は参考程度に留めておいていいかもしれない

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