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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 第36回

WWDCで展示されたCarPlay+フェラーリを動画で見る

2014年06月08日 15時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura

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貴重な日本語でのCarPlay解説をビデオで

 基調講演が終わった後、CarPlayについての説明をしていました。貴重な日本語での解説をビデオで紹介しましょう。

 Appleは、今年3月の「ジュネーブ モーターショー」でCarPlayを披露しました。米国や日本などの多くの国で、携帯電話やスマートフォンを運転中に操作することが禁止されています。そのためiPhoneにナビ機能や音楽機能が入っていても、運転中に操作しているところが見つかると違反になるという問題点がありました。

 そこでAppleは自動車メーカーやナビメーカーの車載機とiPhoneをLightningケーブルで結んで、車載機の画面からiPhoneの機能やコンテンツを使えるようにする機能を発表しました。これがCarPlayです。

 映像で見ると、CarPlay対応のフェラーリ・FFの車載機と接続すると、iPhoneのディスプレーは消えて、一切の操作や表示はしなくなります。その代わりに車載機にはiPhoneでおなじみの電話やメッセージ、マップなどのアイコンが並ぶようになります。切り替えは、車載機の「CarPlay」ボタン1発。これで車載機の表示や操作をiPhoneが乗っ取るような格好になります。

フェラーリのダッシュボードとAppleのCarPlayのホーム画面。元高校自動車部員のクルマ好きとしては、どこかフェラーリの雰囲気とiOSのデザインが合わない印象が。ぜひ、自動車メーカーと共同で、CarPlayスキンを作って欲しいところ

 操作は基本的に、音声入力と画面のタッチで行ないますが、クルマによってはマルチメディアインターフェースやダイヤルなどが搭載されており、これらで操作する事もできます。電話、ミュージックなどはiPhoneのデータをそのまま利用します。メッセージは、受信も新規作成もテキストを画面に出さず、読み上げのみでやりとりします。

 また、面白かったのが、地図の行先リストの画面。メッセージやメールなどの受信内容に含まれている住所を自動的に抽出してリストアップしてくれるのです。実はiOSのマップアプリにもすでに搭載されている機能でしたが、あらためてCarPlayのインターフェースでその機能を紹介されると、便利さも大きく感じられますね。

音声で電話をかけたところ。Siriが使えれば、そのままクルマの中でも音声でコントロールできる

Appleが力を入れてGoogleに追いつこうとしている地図も、大きな画面で見やすく扱える

 現在のところ、サードパーティーのアプリは、Appleが買収したBeats、Spotify、iHeartRadioといった音楽ストリーミング系のものが揃っていますが、たとえばLINEやFacebookメッセンジャーがCarPlay向けに音声のみで操作できるインターフェースを備えれば、声でスタンプを送るといったこともできるようになるでしょう。


(次ページでは、HomeKit/HealthKitと人の関係について)

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