Haswell Refresh+GeForce GTX 780で超快適!

SATA 3.0対応SSDより高速!最新チップセットH97とM.2対応SSD搭載「NEXTGEAR-MICRO im560GA1-SP2」

文●石井英男

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Haswell Refresh+GeForce GTX 780が超快適!

 「NEXTGEAR-MICRO im560GA1-SP2」は、インテルのクライアントPC向けCPUとして最上位のCPUと最新GPU、M.2対応SSDを搭載した高性能ゲーミングPCであり、その性能には興味がある。そこで、いくつかのベンチマークテストを実行してみた。

 まず、PCの総合的なパフォーマンスを計測する「PCMark 7」の結果から見ていこう。結果は、下のグラフに示した通りで、総合値のPCMark scoreは、6123と非常に高い。ストレージ関連スコアも高く、M.2対応SSDの真価が発揮されているといえるだろう。

「PCMark 7」のベンチマーク結果
PCMark score6123
Lightweight score6143
Productivity score5476
Entertainment score5926
Creativity score9353
Computation score11679
System storage score5180
Raw system storage score4138

 次に、3Dグラフィックス描画性能を計測する「3DMark」の結果だ。一番負荷が高いDirect X11ベースの「Fire Strike Extreme」のスコアは4308で、こちらも非常に高い。ゲーミングPCの中でもトップクラスの性能といえる。

「3DMark」のベンチマーク結果
Ice Storm147113
Ice Storm Extreme140008
Ice Storm Unlimited143056
Cloud Gate24410
Fire Strike8508
Fire Strike Extreme4308

 また、GPUのOpenGL描画性能とCPUの3Dレンダリング性能を計測する「CINEBENCH R15」の結果は、OpenGLが133.56fps、CPUが771cbという高いスコアとなった。CPUについては、Core i7-4770K搭載マシンでの結果が746cbであり、3%ほど上回っている。

「CINEBENCH R15」のベンチマーク結果
OpenGLfps133.56
CPUcb771

 さらに、実際のゲームでのパフォーマンスを計測するために、「バイオハザード6 ベンチマーク」と「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」、「ドラゴンクエストX ベンチマーク」を実行した。バイオハザード6 ベンチマークでは、1920×1080ドットの最高画質設定でも、13113という高いスコアを記録し、評価は最高ランクの「S」、「現在の設定で、とても快適な動作が見込めます」となった。

「バイオハザード6 ベンチマーク」の結果
1280×720ドット19822
1920×1080ドット13113

 「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」のベンチマーク結果は、1920×1080ドット最高品質で12958、評価は「非常に快適」と、こちらも非常に余裕がある結果となった。さらに、「ドラゴンクエストX ベンチマーク」の結果も、1920×1080ドットの最高品質で18217、評価は「すごく快適」となった。

「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼアベンチマークキャラクター編」のベンチマーク結果
1280×720ドット 最高品質19683
1280×720ドット 高品質(デスクトップPC)20892
1280×720ドット 高品質(ノートPC)23444
1280×720ドット 標準品質(デスクトップPC)26465
1280×720ドット 標準品質(ノートPC)26044
1920×1080ドット 最高品質12958
1920×1080ドット 高品質(デスクトップPC)13519
1920×1080ドット 高品質(ノートPC)16736
1920×1080ドット 標準品質(デスクトップPC)23519
1920×1080ドット 標準品質(ノートPC)23665
「ドラゴンクエストX ベンチマーク」の結果
1280×720ドット 最高品質18593
1280×720ドット 標準品質18520
1280×720ドット 低品質19219
1920×1080ドット 最高品質18217
1920×1080ドット 標準品質18268
1920×1080ドット 低品質19403

 最後に、「NEXTGEAR-MICRO im560GA1-SP2」の魅力であるM.2対応SSDの性能を検証してみた。CrystalDiskMark 3.0.3bを実行したところ、シーケンシャルリード709.9MB/s、シーケンシャルライト581.9MB/sという、非常に高速な結果が出た。どちらも、理論値600MB/sのSATA 3.0対応SSDでは不可能な速度あり、PCI Express接続の恩恵が十分に発揮できているといえる。参考までに、もうひとつのストレージである2TB HDDでもCrystalDiskMark 3.0.3bを実行したところ、シーケンシャルリード203MB/s、シーケンシャルライト200.4MB/sという結果になった。こちらも、HDDとしてはかなり高速な部類であり、超高速SSDと合わせて快適な環境を実現できる。

M.2対応SSDのCystalDiskMark 3.0.3bの結果

2TB HDDのCystalDiskMark 3.0.3bの結果

マウスコンピューター/G-Tune


(次ページ、「コンパクトで高性能なゲーミングPCが欲しい人にお勧め」に続く)