OneDriveを活用してストレージを節約!
前述のとおり、右クリックメニューから選べる「オフラインで使う」の設定にしておけば更新ファイルがダウンロードされるが、タブレットはノートやデスクトップにくらべて、ストレージ容量が少ないという弱点がある。少しでも空き容量を捻出したい場合にはOneDriveの「オンラインでのみ利用」という機能を利用するといい。
Dropboxといった競合のサービスでは、特定のフォルダーの同期を外すことで、内蔵ストレージの負担を軽くすることはできる。しかしながら同期を外すとエクスプローラーからアクセスできなくなり、途端に使い勝手が下がってしまう。
一方のOneDriveは、内蔵ストレージからクラウドへデータを追い出しても、あたかも内蔵ストレージに保存されているかのように見せる事が可能。実際には、ファイルをダブルクリックした時点でダウンロードされるようになるので、利用頻度の低いファイルをオンラインに追い出すことで空き容量を捻出できるというわけだ。
PCの設定を同期して
複数のPCで同じ使い勝手を実現!
OneDirveには、そのほかにもPCのさまざまな設定を同期させることができる。複数のPCを同一の環境に保つのはもちろん、PCを買い替えたときなどにブックマークやパスワードを移行したりといったことが、クラウド経由で手軽に行なえる。
タブレットではアカウント情報やパスワードが入力しにくいといった場合に、デスクトップ側でサイトへのログイン作業を行なっておくことで手間を減らすといった活用が可能だ。
以上、OneDriveの使い方について解説してきた。クラウドストレージサービスとしては、標準機能なだけにWindowsと非常に相性のいいものとなっている。積極的に利用することで、タブレットが即戦力として使える端末となるはずだ。
次回は、IEの活用方法について解説する。
この連載の記事
-
第10回
PC
撮ってすぐソフトで活用! Windows 8.1の「カメラ」機能が便利!! -
第9回
PC
Windows 8.1標準の「メール」アプリでGmailを使いこなす! -
第8回
PC
パスワード入力が面倒? タブレットでのサインインの手間を軽減する! -
第7回
PC
タッチで「Office 2013」を快適に使いこなせ! -
第6回
PC
15万本のアプリを使いこなせ! 「Windowsストア」の活用&設定法 -
第5回
PC
2つのIEを使い分け!? Windows 8.1タブでブラウザーを使いこなす! -
第3回
PC
Windowsタブレット操作の要「タッチキーボード」を極める! -
第2回
PC
操作性向上! Windows8.1タブのスタート画面をカスタマイズ -
第1回
PC
Windows 8.1タブの隠された便利メニューを大活用する! -
PC
意外と知らない!? Windows 8.1タブレット活用術 (目次) - この連載の一覧へ