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安くて薄くてハイスペック!「Luvbook L」の魅力を探る

Luvbook Lのよさは値段の手頃さやパワフルなスペックだけじゃない

「Luvbook L」は質感が心地よく親しみやすいデザインの14型Ultrabookだ

文●高橋量

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ディスプレーとキーボードの使い勝手は?

 次にLuvBook Lのディスプレーについて見てみよう。ディスプレーのサイズは14型で、解像度は1600×900ドット。1画面あたりの情報量を考えればフルHD解像度が欲しいところだが、文字の見やすさと情報量のバランスを考えればこの大きさも「アリ」だ。

 また、10点マルチタッチに対応。タッチ操作時の指すべりもよく、通常操作や複数の指を使ったジェスチャーなどが快適にできた。ディスプレーを支えるヒンジがしっかりしているので、タッチ操作時のグラつきも少ない。

10点マルチタッチ対応の14型HD+(WXGA++)ディスプレーを採用

 ディスプレーの表面は、光沢のあるグレア加工だ。光の映り込みはそれなりにあるので、光が気になるようならディスプレーの角度を調整するといいだろう。ただしLuvBook Lのディスプレーは視野角の広いIPS液晶ではないため、コントラストや明るさの低下が気にならない範囲で調整すること。

「LuvBook L」のディスプレーはIPSパネルではないが、発色や精細さは問題なく使えるレベルだ。実際に使ってみて、色がくすんだり画面の粗さを感じる場面はなかった

視野角はやや狭く、ディスプレーを斜めから見ると一部の色が沈んでしまう。違和感のない範囲で調整したい

 キーボードは89キー構成の日本語配列で、キーピッチは19mmとフルキーボード並みの大きさが確保されている。上段のキーや一部の特殊キーを除いてキーのサイズが統一されているため、大きさを気にすることなく自然に入力できる点がうれしい。

89キーの日本語配列キーボードを採用

キーピッチは19mmと広く、デスクトップ用キーボードのような感覚で入力できる

 キー配列で特徴的なのは、Enterキーの右側に「Home」キーや「End」キーなどが配置されている点。使い始めでまだキーボードに慣れていないときはEnterキーと間違えて押してしまうこともあったが、Fnキーと同時押しでないと機能しないため誤動作することはなかった。また個人的にはカーソルキーが大きくて使いやすい点も評価したい。

Enterキーの右側に「Home」キーと「PgUp」キー、「PgDn」キー、「End」キーの4種類が縦に並んでいる。Fnキーと同時に押さないと機能しないので誤動作はない

 キーストロークは約1.5mmと浅めだが、確かな打鍵感があるので軽快にタイプすることが可能だ。キーを強く押しこむとややたわみが生じるが、通常の利用で気になることはなかった。

キーストロークは1.5mmと浅いが、打鍵感はしっかりしている。軽いタッチで入力できるので、長時間使っても疲れは少ないだろう

マルチタッチ対応のタッチパッド。サイズは実測で約106×66mmと大きくて使いやすい

 インターフェースとしてはUSB 3.0端子×2やUSB 2.0端子×1に加え、HDMI端子、SDカードリーダーなどを用意している。カードリーダーの対応メディアはSD/SDHC/SDXC/MS Pro/MS Duoなど。通信機能は有線LAN(1000Base-T)と無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0に対応している。ディスプレー上部に配置されたウェブカメラの有効画素数は約100万画素だ。

LB-L471Xの本体左側面。左から電源コネクター、マルチカードリーダー、USB2.0端子、ヘッドホン端子と並ぶ

右側面にはHDMI端子とUSB3.0端子×2、有線LAN端子が用意されている

洗練されたデザインと使いやすさが光る14型Ultrabook

 長く使えるマシンを選ぶなら、スペック面に加えて本体のデザインや使い勝手のよさにもこだわりたいもの。LuvBook Lなら十分満足できる性能を備えている上に、親しみやすいデザインと日常的な作業を楽々とこなせる使いやすさを持っていることが今回のレビューでおわかりいただけただろう。LuvBook Lはデザインの良さと確かなパフォーマンスを兼ね備えたUltrabookだと言える。

マウスコンピューター/G-Tune
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