日本IBMだけができること
下野副社長は、データ活用には、「有用なデータを体系化して蓄積すること」「データから有意義な洞察を得る」「洞察をよりよい行動につなげる」という3つのステップがあることを提示。
これに対して、薮下取締役執行役員は、「データの蓄積は多くの企業で行なわれている。これを活用できる形にできているのか。そこに挑戦がある。分析して、可視化し、顧客によりよい提案ができるような活動へとつなげることが必要である。この提案ができるのは日本IBMだけである」と強調した。
また、下野副社長は、「いままでの回転スピードのままの情報システムでは遅れをとる。競争に負けないためには、従来型の情報システムだけでなく、ビッグデータやクラウドといった新たな技術を活用していく必要がある。10年前の情報システム技術といまの情報技術はまったくことなる。こうした技術を活用できるように支援していく」とした。
「IBM Cloud Exchange 2014」「IBM Innovation Forum 2014」
同日には、開発者やエンジニアを対象にした「IBM Cloud Exchange 2014」、ITを活用した戦略立案を担うマネージャーや意思決定者を対象にした「IBM Innovation Forum 2014」も開催。さらに、IBM Leaders Forum 2014をはじめとするこれらイベントを、6月3日には福岡で、6月11日には金沢でそれぞれ開催する予定だ。