パワーアップした15.6型ハイスペックノート「LIFEBOOK AH77/R」ロードテスト 第1回
フルHD液晶を搭載したハイスペックノート
CPU強化、8.1 Updateでさらに使いやすく! 15.6型「LIFEBOOK AH77/R」 (2/4)
2014年05月30日 11時00分更新
OSやCPU、無線LAN機能がパワーアップ
まずは新モデル「LIFEBOOK AH77/R」と前モデル「LIFEBOOK AH77/M」の違いについて取り上げよう。主なポイントはOSにアップデート適用済みのWindows 8.1 Updateが採用されている点と、CPUが変更されている点、通信機能が11acに対応している点の3つだ。
夏モデル「AH77/R」と春モデル「AH77/M」の相違点 | ||
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製品名 | LIFEBOOK AH77/R | LIFEBOOK AH77/M |
OS | Windows 8.1 Update(64ビット) | Windows 8.1(64ビット) |
CPU | Core i7-4712HQ(2.30GHz) | Core i7-4702HQ(2.20GHz) |
無線LAN | IEEE 802.11ac/a/b/g/n | IEEE 802.11a/b/g/n |
Windows 8.1 Updateでは従来に比べて、マウスによるスタート画面の操作性が大幅に向上しているのが特徴だ。たとえば電源ボタンを使うことでスタート画面から手軽にシャットダウンでき、タイルを右クリックメニューから操作可能になっている。デスクトップのタスクバーからWindowsストアアプリの起動/終了が行なえるようになったのも便利だ。
CPUについては「Haswell Refresh」こと、5月に登場した最新のCore i7-4712HQ(2.30GHz)を採用している。とはいっても、前モデルで採用されていたCore i7-4702HQ(2.2GHz)から動作周波数がわずかに上昇した程度で、性能が大きく向上しているわけではない。
新モデルと前モデルのCPUの違い | ||
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製品名 | Core i7-4712HQ(2.30GHz) | Core i7-4702HQ(2.20GHz) |
コア/スレッド数 | 4コア/8スレッド | |
動作周波数 | 2.30GHz | 2.20GHz |
最大動作周波数 | 3.30GHz | 3.20GHz |
キャッシュ | 6MB | |
TDP | 37W | |
内蔵GPU | インテル HD グラフィックス 4600 |
無線LANについては従来のIEEE802.11a/b/g/nに加え、最新規格の11acに対応している。11ac対応の無線LANルーターがあれば、最大867Mbpsの高速な無線通信が可能だ。11acは電波の混線に強い5GHz帯の周波数を利用しているため、従来に比べて通信が安定し速度も向上するといったメリットがある。
ハードウェア/ソフトウェア的な進化点はごくわずかで、「LIFEBOOK AH77/R」は春モデルからのマイナーバージョンアップ版といった感が否めない。だがOSやCPU、無線機能が最新版へと進化したことで、総合的なパフォーマンスは向上している。スペックには表われないが、Windows 8.1 Updateによって操作感が向上している点も重要だ。
(次ページ、「前モデルから継承された『Made in Japan』の高品質なデザイン」に続く)
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