一新されたGUI! 操作はタッチパッドで直感的にできる
特徴的な特徴や新機能を一通り紹介しよう。画質面で重要になる高画質回路は、「4K X-Reality PRO」を搭載。独自のデータベース型超解像処理などを備えた映像処理で、地デジなBDソフトなどのHDコンテンツも精細感の高い映像を実現している。
音質面では、新たに「ロングダクトスピーカー」を搭載。長いダクトを採用することでより低い音域を増強し豊かな再現が可能になっている。さらに背面には大出力100Wのウーファーも搭載し、迫力ある低音を再現する。このほか、別売のワイヤレスサブウーファーの追加にも対応する。
操作メニューなどのGUIデザインも一新された。地デジ/BS/110度CS/録画番組などのコンテンツは、画面下に表示されるサムネイル群で選択できる。上下の操作でメディアを切り替え、左右の操作で好みの番組やコンテンツを選ぶというものだ。
操作メニューなどは画面の上部に表示され、視聴中の映像の邪魔にならないデザインとなっているので、テレビを見ながらの番組探しなども快適だ。
さらに、操作リモコンは通常タイプのもののほか、タッチパッドを備えたリモコンも付属する。メニューの十字キー操作をスマホ感覚のフリック操作で行なえるので、より直感的な操作が可能。ボタン数も少ないので、より簡単にテレビを使いたい人にもありがたいだろう。
そして、GUIデザインの変更だけでなく、全体的な操作レスポンスの向上も図られている。
コンテンツ切り替えもスムーズだし、USB経由での写真再生も高速化されている。さらには、電源オン時の起動時間を短縮する高速起動も搭載。よく使う時間帯を設定し、最大6時間まで設定できるので、待機時の消費電力の増加を抑えつつ、使いたいときに素早く使える使い勝手の良さを実現している。
タッチパッド付きリモコンはNFCに対応しており、スマホの画面をすばやく表示ができる「ワンタッチミラーリング」などの連携機能も充実。MHLによる有線接続に対応するほか、無料提供されるリモコンアプリ「TV Side View」でスマホからリモート操作ができる。もちろん、見たい番組の詳しい情報のチェックなどもTV Side Viewで行なえる。
見ている番組に関連したツイートやキーワード検索したツイートを画面に表示できる「Twitter連携」や上部に設置されたカメラを使った「Skype」通話などのネットワーク機能も多彩に備えている。
すっきりとしたレイアウトで、使いやすい操作メニューも好ましいし、多彩なネットワーク機能を画面を見ながら快適に選べるようになっているのは、かなり洗練されたものと言える。画質・音質の実力だけでなく、使い勝手の面でも注目のモデルと言えるだろう。
(次ページに続く、「高性能パネル&バックライト搭載 東芝「REGZA 58Z9X」」)
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