世界大手広告会社の英WWPの子会社となるカンター・ジャパンはこのほど、WWPグループが実施したブランド価値ランキング「BrandZ TOP100 Ranking(ブランジー・トップ100ランキング)」の結果を発表した。ブランド価値の算出およびランキングは、同グループのミルウォード・ブラウン・オプティモアが行った。
2014年に最も価値の高いブランドとして評価されたのは「Google(グーグル)」で、昨年まで3年連続トップだった「Apple(アップル)」を抜いた。グーグルは、メガネ型ウェアラブルデバイスの「Google Glass(グーグルグラス)」の開発や、AI(人口知能)への投資、Android OSの自動車への搭載など革新的な動きが評価された。
同ランキングの3位は「IBM(アイビーエム)」、4位は「Microsoft(マイクロソフト)」、5位は「McDonald’s(マクロナルド)」。ほかにSNSへの評価も高まりつつあり、「Facebook(フェイスブック)」は昨年から10ランク上がり21位、「Tencent(テンセント)」は同7ランクアップの14位となった。「Twitter(ツイッター)」と「LinkedIn(リンクトイン)」も100位以内にランクインしている。
キャリア情報サイトの米グラスドア(Glassdoor)が発表した「Top 25 Companies for Compensation & Benefits(2014)」によると、従業員が給与・報酬に対して評価する企業ランキングのトップはグーグルで、2位はコストコ、3位はフェイスブックとなった。“企業の外部”からブランド価値が高く評価されるグーグルは、“企業の内部”からも高評価を得ていることがわかった。