スマホで始める「音楽アプリ部」 第46回
一味違うボイスレコーダーアプリ「TapeMachine」
かゆいところに手が届くレコーダーアプリで、曲作りも捗るかも?
2014年05月25日 12時00分更新
かゆいところに手が届く
細かい機能や設定が最大の特徴!
アンぽん それでは、機能を見ていきましょうか。まず「Input」タブと「Output」タブをそれぞれ押してみてください。
ノッツ おお、Inputタブで、マイクの入力感度が細かく設定できますね。これなら音が小さすぎたり逆に大きすぎて歪んでしまうこともないですね。スタジオ練習の時とかは感度をグッと下げればいいですね。Outputのタブの方での再生速度の調整も便利だなあ。例えば録音したインタビューを再生する時に、早口な箇所をゆっくり再生することもできるわけだ。
アンぽん 続いては「Select」タブを押してみてください。これで、録音した波形の任意の場所を選択し、カットしたりコピー/ペーストしたりと、波形のエディットができます!
ノッツ ひととおりの波形処理が出来る上に、数種類のエフェクトも用意されてるんですね。とくに自動的に音を最大化してくれる「Normalize」は、うっかり録った音が小さかったときにはいいですね!
アンぽん Selectで波形を選択すると、エディットやエフェクトをかける処理の他にも、再生ボタン長押しでその範囲のループ再生もできるので、何度もくり返し再生して確認する作業に便利ですよ。
ノッツ それもうれしい機能です! ……お! タイムマーカーもあるんですね。これで、マーキングすれば早送り・巻き戻しボタンですぐそのマークのところまで移動できる。再生がやりやすいですねー。気軽にどんどん録音したくなります。スマホを横に置きつつ原稿して、メロディーが思いついたら鼻歌とかを録音していけば、曲の骨組みがすぐできたりしちゃうかも!?
アンぽん そして、録音した波形ファイルはすぐ共有もできますからね! 大事な録音データをすぐDropboxにアップロードすることだってできるわけです。
ノッツ ちなみにこのアプリ、Lite版もあるんですね(Google Playで見る)。
アンぽん ただ、Lite版は一つのファイルの録音可能時間が1分までなのですが……。それで十分だという方や、まずはどんな感じが試してみたい! と言う方は、そちらから試してみてはいかがでしょうか。
ノッツ やー、欲しい機能が用意されてる上に、操作しやすい。すごく気さくな印象の録音アプリでした! ただ録音してファイルが残るだけのシンプルなボイスレコーダーアプリもいいですけれど、録音した音が実際に波形で表示されるのはやっぱり安心感がありますね。
アンぽん エディット機能も使いやすいですから、たとえば出先でインタビューなどを録音したときも、帰りの移動時間に必要ない部分をカットすれば、帰ってからのテープ起こしも速くなりますよ。
ノッツ おお、漫画家の仕事もはかどってしまうわけですね!
アンぽん このかゆいところに手が届く録音アプリで、メロディーやアイデアを思いついたらどしどし録音していってくださいね。それらのメモが集まって、新曲となって結実する日が……。
ノッツ 来る! ……3年後ぐらいに。
アンぽん どんだけメロディーを録り溜める気だよ! もっとがんばれよ! こういうアンタのダメな発言こそ録音して、定期的に聞かせては反省を促したいよ! それでは、今回はこれくらいで……。
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