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これからの看板や壁貼りポスターは絵が動いて当然になるかも

国内初の屋外型電子ペーパー、小田急の施設に採用

2014年05月21日 16時45分更新

文● 行正和義

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小田急の電車などの絵が切り替わる

 大日本印刷は5月21日、小田急電鉄が運営する学童保育施設の外壁装飾サインとして同社の電子ペーパーが採用されたことを発表した。

 電子ペーパーは、半球ごとに色の異なる球体状微粒子シート状に配列して電極で挟み、電圧を加えると粒子が回転して色を表示するツイストボール方式。再描画時以外は電源を必要とせず、鮮やかな発色や直射日光下でも視認性が高いのが特長。縦横950×950mm(表示エリア900×950mm)の大型電子ペーパーで、DNP東北が製造・販売している。

学童保育施設「小田急こどもみらいクラブsupported by ピグマキッズ 経堂」

 設置されたのは小田急電が運営する学童保育施設「小田急こどもみらいクラブsupported by ピグマキッズ 経堂」で、赤・青・橙・緑を4枚のパネルに小田急ロマンスカーや同施設のマスコットなどが表示される。

 パネルの表示色が反転したり、大きさが変わったりと大きな絵柄がテンポよく切り替わることで子供たちにも好評という。ツイストボール方式は原理的にモノクロ2色の表示となるが、1m近いサイズの大型パネルに表示される絵が切り替わったり動いたりするというアイキャッチ効果は高く、屋外型電子ペーパーはデジタルサイネージなど利用範囲が広がりそうだ。

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