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世界初の実用熱核融合発電を目指して

東芝、核融合炉の超伝導コイルを受注

2014年05月21日 16時24分更新

文● 行正和義

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製造するトロイダル超伝導コイル

 東芝は5月20日、国際熱核融合実験炉向けトロイダル磁場コイル製作を受注したと発表した。

 国際熱核実験炉(ITER)は、日本/欧州/米国/ロシア/中国/韓国/インドが参画してフランス・カダラッシュで建設を進めている核融合実験炉で、実用レベルの発電が可能な世界初の核融合炉を目指している。日本は日本原子力研究開発機構(JAEA)・那珂核融合研究所として参加している。

 熱核融合炉では重水素と三重水素を1億度以上のプラズマ状態に保ち、トロイダル(円環状)容器の内部に強い磁場で保持しつつ熱核反応を持続させる。東芝が製造するのは18基のトロイダル磁場コイルのうち磁場コイル4基およびコイル収納容器6体。

 東芝ではこれまでJAEAの臨界プラズマ試験装置など熱核融合研究開発の装置を開発・製造を担当していた実績がある。ITER用トロイダル超伝導コイルは、京浜事業所とIHI・東芝パワーシステムとともに最適な生産体制を構築して分担して製造、2017年から順次納入する。ITERは2020年から運転を開始する予定。

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