バーガーは焼きそばパンっぽい
つけ汁の使い方が明暗を分ける?
元祖つけ麺バーガーを食べるにあたり、まず多くの人が気になるポイントは、麺をパティにしたバーガーそのものはおいしいのか、ということだろう。結論から言うと、味自体は悪くない、と感じた。
決め手は、チャーシューだれ、マヨネーズが入っていることだ。ちょっと考えてみれば、タレ(ソース)、マヨネーズ、焼いた麺が入っているということで、実はこれ、焼きそばパンに似ているのである。そう考えれば、決して突拍子もないものではないことがわかるはずだ。
なので、ちょっと麺がボソボソしてはいるものの、見た目以上にイケる、というのが筆者の考えだ。ただ、特盛にすると麺の量がすさまじいので、若干食べづらくなる点は注意してほしい。
さて、問題はつけ汁である。このつけ汁、前述したようになかなか本格的なのだが、かなり味が濃い。よって、(あまりないと思うが)ごくごく飲むことは考えられていないはずだ。普通はこれに麺をつけて食べるのだが、さて、バーガーとなると、どうしたものか。
思いつくのは、やはりバーガーの中にある麺を抜いてスープに付け、つけ麺を作るというやり方だ。ただ、ここには落とし穴がある。特に「大盛」と「特盛」を頼んだ場合がそうなのだが、タレとマヨネーズがよく塗られているパティと、そうではないパティがある可能性が高い。その場合、味が染み込んだパティをスープに入れると味がしょっぱくなりすぎるし、バーガー自体も薄味になってしまう。
なので、つけ麺として食べるときは、麺パティの「タレとマヨネーズが付いていない部分」をうまく抜き取って食べる必要があるだろう。なお、今回は持ち帰りなのでダメだったが、店頭では「スープ割り」ができる点を考慮に入れて、あえてスープを多く残しておくというのもありだ。
つけ麺風に食べるのはめんどくさい、という場合は、バーガーを頬張りつつ、つけ麺のイメージを頭から捨てて、つけ汁を具入りのスープとして食べる、という方法が向いている。パンズと面で口の中の水分を奪われやすいバーガーになっているだけに、この食べ方はなかなかバランスがいいはずだ。ただ、バーガーもつけ汁も濃い味なので、飲み物をセットで頼んでおきたいところ。
ちなみに、公式で紹介されている「特製スープにつけて食べる!」という食べ方は、あまりオススメできない。器のサイズ上、バーガーを浸しづらいこと、パンズとつけ汁の相性があまり良くないことがその理由だ。
ともかく、他では食べられないタイプのバーガーであることは確かなので、せっかくだからおいしく食べたいもの。本記事を参考に、自分なりの食べ方を追求してほしい。
というわけで、今日のジャンク部はロッテリアの大勝軒 元祖つけ麺バーガーでした。ごちそうさまでした。
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