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学校向け、常設向けのプロジェクターも発表

エプソン、投写画面をタッチ操作できるプロジェクター「EB-1430WT」

2014年05月19日 21時11分更新

文● ナカムラ/ASCII.jp編集部

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エプソン販売 取締役 販売推進本部長 中野修義氏は、「近年成長しているインタラクティブ機能付きプロジェクター、高光束を重点的に投入して、シェアの拡大を目指したい」とコメントした。

 エプソンは5月19日、ビジネスプロジェクターの新製品を発表した。インタラクティブ会議向け、学校向け、高光束の3シリーズから、11製品をラインアップする。

ホワイトボードのように使えるビジネスプロジェクター

ビジネス向けプロジェクター「EB-1430WT」「EB-1420WT」。

 壁掛け型のビジネス向けプロジェクター「EB-1430WT」「EB-1420WT」は、EB-1410WTの後継機種。プロジェクターで投写した画面上に電子ペンで書き込みができる「ホワイトボード機能」と、投写面でPC操作や書き込み、データ編集が可能な「PCインタラクティブ機能」を備える。

 新たに共有ホワイトボード機能を搭載し、別の場所にあるEB-1430WT/EB-1420WTとPCレスでホワイトボードの共有が可能。移動・縮小や書き込み内容の編集などが可能になっている。さらに、EB-1430WTは、新開発の「指deタッチ操作」機能を備え、投写面でボタンを押したり、画面の拡大/縮小が可能で、投写面を巨大なタッチパネルのように使用できるという。

 ホワイトボード機能では、電子ペンで書き込んだ内容をPCレスでサーバーやUSBメモリーに保存したり、ファイルを開くことが可能だ。紙の資料のスキャナー機能も搭載する。スマホやタブレットとの連携して、専用アプリ「Epson iProjection」から端末内のデータを転送して取り込める。プリンターと接続して、PCレスでプリントも可能だ。

 PCインタラクティブ機能では、USBケーブルでの転送に加えて、無線LANでのワイヤレス転送に対応する。Microsoft Officeの手書き入力(インク機能)と連携し、PowerPointやExcelの描画ツールをドライバーをインストールすることなく使用できる。

 3LCD方式を採用し、輝度は3300ルーメン、コントラスト比は1万:1で、解像度は1280×800ドット、最大画面サイズはワイド100型相当。16Wのスピーカーを内蔵する。サイズは、約幅367×奥行き375×高さ155mm、重量約5.6kg。

 7月10日発売予定で、価格はオープン。予想実売価格は、EB-1430WTが約30万円で、EB-1420WTが約30万円。

設置方法は、壁掛け、ボード付きのスタンド、テーブル投写の3タイプ。

「電子黒板機能」内蔵、学校向けプロジェクター

学校向けプロジェクター「EB-595WT」。

 「EB-595WT」は、電子黒板機能内蔵の学校向けプロジェクター。指でのタッチ操作に対応し、投写画面上でツールボタンの操作や画面の拡大/縮小、矢印や丸などの描画も可能だ。「ペンで書いて、指で消す」といった従来の板書に近い操作もできる。

 PCレスで文字や図形の書き込みが可能だ。PCと接続して電子黒板を使う場合は、USB接続のほかに無線LANでのワイヤレスが可能だ。無線LAN接続の場合、オプションの無線LANユニット、または無線LANアクセスポイントが必要となる。

 壁掛け設置に加えて、机の上において投写するデスクトップ設置、テーブルに置いて水平に投射するテーブル投写が可だ。

 教室向けの機能としては、附属ソフトウェア「EasyMP Multi PC Projection」を使い、プロジェクターにネットワーク接続している最大50台のタブレット端末やPCから投写画面を選択して、1面~4面分割で表示できる。画面切り替えなどの操作を1台のPCから操作できるモデレーター機能や、投写画面に表示されるツールバーから画面上の操作で生徒の画面を選択して表示できる機能も搭載する。

 3LCD方式を採用し、輝度は3300ルーメン、コントラスト比は1万:1、解像度は1280×800ドット。16Wのスピーカーを内蔵する。

 サイズは約幅367×奥行き375×奥行き155mm、重量約5.5kg。発売日は5月29日で、予想実売価格は約25万円。

ビジネス向け、学校向けプロジェクターのラインアップ。

大会議室・ホールなど常設向けプロジェクター

輝度1万ルーメンの高光束プロジェクター「EB-Z10000U」。

 大会議室・ホールやイベント向けの高光束プロジェクター全8モデルが発表された。「EB-Z10000U」は、輝度1万ルーメン、コントラスト非1万5000:1、解像度が1920×1200ドット(WUXGA)。いずれのモデルも3LCD方式を採用している。

 その他のラインアップ、価格、発売日は以下の通り。

本体カラーは、会議室などにマッチする白と、イベント向けの黒をラインアップ。

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