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初夏のデジカメ新製品を徹底チェック! 第4回

「LUMIX」「α」「PowerShot」などの最新撮影機能をチェック!

2014年05月20日 12時00分更新

文● 周防克弥

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秒間20コマの追従AFで動きのある写真を!
ニコン「Nikon 1 V3/J4」

ニコンの「Nikon 1 V3」と「Nikon 1 J4」

 Nikon 1の最新モデルとなる「Nikon 1 V3」と「J4」は、フラッグシップモデルとミドルレンジモデルという位置づけの違いがあるが、前回までの撮影結果を見てもおそらく撮像素子まで含めてスペック的には同じと思われる。

 しかし、操作系を含めてターゲット層は異なり、V3のほうがマニュアル操作がしやすくEVFやグリップなどのオプションも含め、ハイエンド向けな仕上がりだ。

 例えば、V3ではモードダイヤルにマニュアル系の項目が用意されているが、J4では「クリエイティブモード」(「C」マークのあるモード)を選択し、メニューからマニュアル機能を選ぶ必要がある。

 選択方法からして、V3では完全なマニュアルモードやシャッタースピード/絞り優先オートを積極的に使いたい人向けで、J4はいざというときにマニュアルモードも使える、といった感じ。露出制御に関してはオート推奨の構造だ。

 AF性能は同じ「アドバンストハイブリッドAFシステム」が搭載されている。撮像素子面には171点のコントラスト検出センサーと105点の位相差検出センサーが埋めこまれ、ミラーレス機ながらも高速にAFが駆動する。

 ミラーレース機の中では小さめのセンサーサイズということもあり、ピントは合いやすく動作速度にストレスを感じることは少ない。AFを追従させた状態でも秒間20コマの連写が可能で、子供の運動会くらいなら余裕だろう。

 基本的な性能は変わらないのでマニュアル思考の強いユーザーには「V3」、オート主体なら「J4」という住み分けができている。このあたりの選択は自分の撮影スタイル次第だろう。

左はノーマル、右はクリエイティブモードの「ソフト」を選択。柔らかい描写にできる

こちらは「ミニチュアモード」でセンター付近以外をぼかしてしたところ。風景を撮るとミニチュアのように見える

こちらは「ミニチュアモード」でセンター付近以外をぼかしてしたところ。風景を撮るとミニチュアのように見える

Nikon 1 J4のクリエイティブモード「ソフト」で撮影

Nikon 1 J4のクリエイティブモード「ソフト」で撮影

「セレクトカラー」で葉っぽの色をモノクロ化

「セレクトカラー」で葉っぽの色をモノクロ化

(次ページに続く、「PowerShot G1 X MarkII」)

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