東芝4Kパソコン徹底ロードテスト 第3回
フルHDとは比べ物にならない精細さ
4Kノート「dynabook Satellite T954」なら高解像度ゲームも快適に!
2014年05月30日 11時00分更新
4K解像度でのゲーム系ベンチマークの結果は?
続いては、4K解像度(3840×2160ドット)でのベンチマーク結果をご覧いただこう。「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」では、標準画質で「1654」の「設定変更を推奨」、高品質で「1095」の「設定変更を推奨」、最高画質で「832」の「動作困難」という結果だった。画質を落とせば4K環境でもプレーできないこともないが、やや厳しいといったところだ。
1280×720ドットと1920×1080ドットでのテスト結果については以下の表のとおり。他機種との比較の際に参考にしていただきたい。
「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」ベンチマーク結果 | ||
---|---|---|
1280×720ドット | 1920×1080ドット | |
標準品質 | 10069(非常に快適) | 5670(とても快適) |
高品質 | 7130(非常に快適) | 3834(快適) |
最高品質 | 5343(とても快適) | 2868(やや快適) |
「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」の4K解像度でのスコアは「1252」。スコアが1500以上であれば問題なく遊べるといわれていることを考慮すると、やはり4K環境では厳しい。
「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」ベンチマーク結果 | |
---|---|
1280×720ドット | 7843 |
1920×1080ドット | 4274 |
3840×2160ドット | 1252 |
「バイオハザード6 PC版 ベンチマーク」では、画質を最も低く設定した状態でも「927」の「ランクD」で「動作に必要な性能を満たしていない」という判定だった。フルHDの解像度では「2971」の「ランクC」という結果で、なんとか遊べるレベルだろう。
「バイオハザード6 PC版 ベンチマーク」ベンチマーク結果 ※画質をもっとも低く設定 | |
---|---|
1280×720ドット | 5158(ランクA) |
1920×1080ドット | 2971(ランクC) |
3840×2160ドット | 927(ランクD) |
今回は4K環境での快適さを検証するために、2013年に発売されたゲーム「Tomb Raider PC版」を実際にプレーした。ゲーム内のベンチマークでは、3840×2160ドットの画質「NORMAL」で平均FPSが「11.7」という結果になった。ストレスなく遊ぶには30FPS以上は欲しいところだが、このゲームは処理がやや重めなのでやむを得ない結果だろう。だが実際にプレーしてみると確かにカクつく場面はあったものの、全体的には問題なく楽しむことはできた。また解像度を1920×1080ドットのフルHDに落とせば平均「41.8FPS」(画質「NORMAL」時)と、ストレスなくプレーできる。
「Tomb Raider PC版」4K解像度でのベンチマーク結果 | |
---|---|
画質 | 平均FPS |
LOW | 16.1 |
NORMAL | 11.7 |
ULTIMATE | 4.0 |
参考までに、4K解像度に対応していないベンチマークの結果も紹介しよう。1920×1080ドットのフルHDまで対応の「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.00」では、画質を「最高品質」設定でも「6130」の「快適」という結果だった。1920×1200ドットのWUXGAが最高解像度の「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0」では、簡易描画設定「3」で「4291」という結果に。スコアが5000以上であれば快適にプレーできるが、この程度のスコアであればストレスを感じることはないだろう。
「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.00」ベンチマーク結果 | ||
---|---|---|
1280×720ドット | 1920×1080ドット | |
低品質 | 13687(すごく快適) | 10600(すごく快適) |
標準品質 | 12437(すごく快適) | 9191(とても快適) |
最高品質 | 9553(とても快適) | 6130(快適) |
4Kは厳しいものの、フルHD以上でも快適にプレーできる
今回はさまざまなゲーム系ベンチマークを試してみたが、ミドルクラスのGPUを搭載した「dynabook Satellite T954」でも4K解像度での3Dゲームは少々厳しいという結果となった。とはいえ、多少のカクつきをガマンすれば充分楽しめるだろう。フルHDとは比べ物にならない精細さなので、ぜひ一度4Kゲームの迫力を体験してもらいたい。
では、どの程度の解像度なら快適に遊べるのか気になる人もいるだろう。「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」を使ってさまざまな解像度でテストを行なったところ、標準画質ならWQHDの2560×1440ドット、高画質ならフルHDの1920×1080ドット、最高画質ならWXGA++の1600×900ドットで「快適」という結果となる。実際はこのスコアに達していなくても快適にプレーできる場合もあるが、ある程度の目安として捉えていただきたい。
クアッドコアCPUとミドルクラスGPUを搭載した「dynabook Satellite T954」は、ゲームを高解像度でプレーするのにも向いている。独自の高画質化技術やカラーキャリブレーションの行なわれたディスプレーによって、美しい色合いでプレーを楽しむこともできるのだ。
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