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アスキースマホ総研 第30回

au&ドコモの夏スマホ発表会に潜入 端末とネットワークに注目!

2014年05月20日 11時00分更新

文● アスキースマホ総研

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ふわふわが気になる「GALAXY S5」
最強スペックの「isai FL」

ドロイド 続いて、自分がオススメのGALAXY S5。発売から1ヵ月経たずに、世界ですでに1000万台出荷しているというお化けモデルですが、日本のユーザーにとっては待望の防水・防塵に対応しました! 世界の人たち、特に雨が多いアジアの人たちはきっと防水の便利さをついに理解しているはずですよ!

au向けの専用カラーである「champagne PINK」はサイドも色が付いていて印象的

こちらはドコモ向けカラーの「sweet PINK」。ともに日本専用色として、サムスン公式ブログで紹介されており、海外からはうらやましいという声も

カリー GALAXY S5といえば、画面ロックしているときに指でスワイプすると出てくる「ふわふわ」が気持ちいいんですよ! タッチ&トライ会場でずっと触っていてしまった。ふわふわがイイ! ふわふわ。

ロック画面で画面やホームボタンをフリックすると、シャボン玉が出てくるような演出がなされる。これをカリーさんが「ふわふわ」と言って、すっかり気に入ったようだ

スピーディー また擬音か! しかも機能じゃないし!

ドロイド あと忘れちゃいけないのは、ドコモとau合わせても、夏スマホの中では唯一ユーザーがバッテリー交換できる端末。これ重要。あと、厚みもGALAXY S4と比べて、ほんの少ししか変わらない。防塵に対応した代わりにmicroUSB端子にキャップがついたけど。防水・防塵に対応しても、大きなマイナス点があったら「う~ん」になるわけじゃん。でも、そうではない新機種を出してきたのが、サムスンの意地だと思った。

もはやユーザーが自分でバッテリーを交換できるのは、日本ではほぼGALAXYシリーズのみになった感がある

スピーディー 俺オススメの「isai FL」はとにかくスペックが最高だ! さっきも言ったけど、5.5型液晶の画面解像度が、フルHD以上のWQHD(1440×2560ドット)なんだよ。4K動画の撮影、ハイレゾ音源再生にも対応している。CPUは2.5GHz動作でクアッドコアのSnapdragon 801だし、これ最強。発売が7月下旬でちょっと先だから、当面触れる機会が無いかもと思って、さんざん試してきた。

スマートフォンとしてはさすがに大柄な5.5型液晶だが、なにしろ解像度がフルHD超えというのが注目点だ。もちろんau&LGコラボモデルなので、国内向けのカスタマイズもフルセグに対応するなどバッチリ!

カリー さすが「最新のスマホが最良のスマホ」がモットーのスピーディーさん熱いですね……。

スピーディー スペックだけでなく機能も凝っていて、スリープ時に画面をあらかじめ登録した順番にタップすると、スリープ解除と同時にセキュリティーロックも解除される「ノックコード」はおもしろいですよ。本体を振ると現在地の近くからお店の情報とかを教えてくれる「isaiモーション」も良さそう。

写真ではわかりにくいかもしれないが、PC向けウェブサイトなどを開くと、液晶の精細さはハッキリとわかる

カリー でも、これはスマートフォンなのですか? 5.5型だからファブレットでもいいと思うのですが。

ドロイド KDDIの田中社長は「(auでは)5.5インチ超えがファブレットだから、isai FLはスマートフォン」というようなことを言ってたね。isai FLに合わせて言ったのか、今後もそうなのか、正直よくわからないけど(笑)。

唯一無二のラグド系端末が気になるカリーさん
HTCの新モデル予告もうれしかった!

ドロイド その他の端末も見ていきましょうか。まずはauから。

カリー auでアツいのは京セラの「TORQUE」関連記事)ですよ! えーと、MIL規格というのに対応しているんだっけ? パンフレットにたくさんのことが書いてました(防水、防塵、耐衝撃、耐振動、耐日射、防湿、低温/高温、低圧、塩水)。あと手袋をしてても水滴がついても操作できるとか。でも一番の魅力は唯一無二の無骨なデザインと耐久性。ホーム画面のロック解除もカッコいい。

カリーさんがXperiaシリーズとともに今回注目したのが京セラ「TORQUE」。タフな環境でも使える、いわゆるラグド系端末だ

ドロイド WiMAX 2+やキャリアアグリゲーションといった、auの最新ネットワークには対応していないんですが、需要がある人にはすごく欲しくなる端末でしょう。あと別に普段から使ってもいい。無茶苦茶というほど分厚くも重くもないですしね(約13.5mm、約185g)。それから動作環境はマイナス21度まで対応って、さりげなくスゴイ。東京ではそんな寒さにならないけど。

ガッチリした筐体に大きめのハードキーで、寒地で手袋をした状態でも操作が可能になっている

左写真がカリーさんが注目したメカっぽいロック解除画面。グリップ部は粗シボ加工で、多少濡れた状態でも滑りにくい

スピーディー 同じ京セラの「URBANO」関連記事)はこれまでの使いやすさは継続しつつも、スペックがフラグシップ級になっていて、誰にでも勧めやすくなった。京セラ独自のスマートソニックレシーバーで通話が快適なのは、変わらず注目です。

大きなハードキーにスマホ初心者でも使いやすい機能の数々。しかも今回はフラグシップ級のスペックも手に入れている

ドロイド それから田中社長は、プレゼンテーションの途中で「HTC J」シリーズの次期モデルを予告していましたね。

カリー HTCファンなので特に注目です!

端末のプレゼンテーションの最後でHTC製スマホの次期モデルの予告も。次期はまだ不明だが、これは楽しみ

シャープの「AQUOS」はバッテリーの持ちが良さそう

カリー ドコモに話を移ると、「Disney Mobile on docomo SH-05F」関連記事)が気になった。ディズニー好きには最高でしょう。声に反応したり、細かなデザインが一つ一つディズニーキャラになっていたりと作りこまれていた。

ディズニーの世界を追求した「Disney Mobile on docomo SH-05F」。背面にミッキーの足が付いた充電台に端末を置くと、こんな風にミッキーが画面から飛び出してくる演出も

スピーディー 「AQUOS ZETA」関連記事)はドコモ夏モデルのスマホの中で、ディスプレーが5.4型と最大なのに、EDGESTデザインの狭額縁で横幅が約74mmだから、Xperia Z2やGALAXY S5と比べても1mmしか変わらない! 発表会では石原さとみさんも絶賛してましたよね。こちらもIGZO液晶だし、バッテリーは3300mAhで、ドコモ基準の実動作時間というスペックでは最長。

ドコモ発表会ではひときわ注目度が高かった石原さとみさんもオススメしていた「AQUOS ZETA」。夏スマホ最大級の5.4型IGZO液晶を搭載しながら、狭額縁でサイズが抑えられている。また、説明員によるとバッテリーの持ちも自信ありとのこと

ドロイド バッテリーの持ちの良さはau向けの「AQUOS SERIE」関連記事)でも同じですね。それからAQUOSでは、食べ物なんかを撮ろうとすると、構図や角度をアドバイスしてくれる「フレーミングアドバイザー」が面白かった。端末の下側にセンサーがあるグリップマジックも実用的ですね。

写真の構図について、スマホが助言してくれる

スピーディー ドコモの「ARROWS NX」関連記事)は文字入力に力を入れた端末ですね。明るく省電力なWhiteMagic液晶は1000カンデラという明るさで、すごくまぶしい状況でも画面が見やすいとか。

富士通の「ARROWS NX」は今流行のゴールドも。背面には指紋認証機能を搭載

ドロイド あとはタブレット。両キャリアから出た「Xperia Z2 Tablet」関連記事)。auは「ASUS MEMO Pad 8」関連記事)、ドコモは「AQUOS PAD」関連記事)が発表されました。

スピーディー Xperis Z2 Tabletは世界最薄というだけあって、6.4mmは本当に薄くてすごい。重量約439gも軽いし、フルセグの録画もサポートしていて、防水・防塵対応。スペック重視派には見逃せない。

auとドコモ両方からリリースされるXperis Z2 Tabletは、とにかく薄くて驚かされる

ドロイド AQUOS PADは7型タブレットなのに約233gと、びっくりするぐらい軽かった。通話までできるのもいい。液晶もIGZOでバッテリーの持ちにも期待できる。デザインが少々武骨かなあと思ったけど……。

カリー あとはauとドコモ両方から出る、サムスンのスマートウォッチ。実際に身に着けてみたけど、「Gear Fit」はスタイルが良さげ。運動や健康の管理ができるし、不摂生なフリーライターにはありがたいです……。

auとドコモの両社からオプションとして提供されるサムスンの「Gear Fit」。GALAXYシリーズとの連携でメールや着信、通知などを確認できる

ちなみにGALAXY S5の背面には心拍計も搭載されており、健康管理に利用できる


ソフトバンクは夏モデルの発表会は無し
ワイモバイルの動向にも注目

 今回の本編ではauとドコモの新製品発表会の模様をお届けしているが、ソフトバンクモバイルは夏モデル発表会を開催しないことを表明。現時点では夏スマホとして、5月下旬発売の「AQUOS Xx 304SH」関連記事)という1台をニュースリリースだけで発表している。

 同社のAndroidスマホの現状を見ると、実際問題として大規模な発表会はあまり意味がないのも事実。とはいえ、アスキースマホ総研としては同社のAndroidスマホでも、ユーザーをワクワクさせる製品群の投入に今後期待したいところだ。

現時点ではソフトバンク夏モデルとして、唯一発表されている「AQUOS Xx 304SH」


(次ページでは、2社の新しいネットワークやサービスの紹介)

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