「FUJITSU Mobile Initiative」
さらに、富士通が体系化している「FUJITSU Mobile Initiative」についても触れ、コンサルティング、SI、アプリケーション、モバイル活用基盤、セキュリティ、ネットワーク、デバイスまでを網羅していることを紹介。
タブレットに関しては、「22年間にわたるタブレットの歴史を持つのが富士通。その中で生まれたのが、業務で活用できる2in1の製品である。『ARROWS Tab Q704/H』『ARROWS Tab Q584/H』といった製品は、豊富なアクセサリーによるICT未活用領域への展開、防水や防塵、耐薬品などによる過酷な現場での業務利用、1024階調のタッチペンによるスムーズな入力が可能になるのが特徴。
コンシューマ向けタブレットとは異なり、工夫を凝らすことで、法人向けにも使っていただけるものとしている」と発言。また、セキュリティソリューションとして、手のひら静脈認証センサーや、リモートデータ消去ソリューション「CLEARSURE」などの特徴を説明した。
壇上では、実際にタブレットにアルコールを吹きかけてみたり、ストラップを利用することで持ち運びしやすくなっていること、手のひら静脈による認証の様子などをデモストレーションしてみせた。
「米国では、静脈認証の8割が手のひら静脈認証となっている。そのモジュールも、今ではタブレットに入るところまで小さくなっている。また、CLEARSUREの実現は、専用モジュールを組み込むことで実現できたもの。デバイスを自前で持っているからこそ可能」と語った。
国内生産による品質の高さと、きめ細かなカスタイマズ
また、日本に生産拠点を持っている強みについても触れ、「PC市場全体では、ノートPCの9割が中国製となっているが、富士通はMADE IN JAPANでの製品づくりを行なっている。品質面での強みという観点に加えて、きめ細かなカスタイマズができるという強みがある。顧客の要求に対して、迅速かつ柔軟に対応できる体制が整っている」と説明した。
国内生産拠点を持つことで実施できるサービスとして、カスタムメイドプラスサービスを用意。顧客の要望にあわせた専用仕様の設計、製造、一括キッティングやカラー変更への対応、ロゴ印刷などにも対応。納品してすぐに利用できる環境を提案していることを示した。
「少ないロット台数でも対応したい。実際、カスタマイズ対応製品は、2013年度の平均商談台数は200台強となっている」などと語った。