Web制作をちょっと便利にするGoogle Apps Script入門 ― 第5回

もうASPは不要！Googleカレンダーで宿泊予約システム (5/6)

Webアプリケーションを公開する

　保存したバージョンを公開するには、スクリプトエディタの「公開」メニューから「ウェブアプリケーションとして導入」を選びます。

「ウェブアプリケーションとして導入」メニューを選ぶ

　Webアプリケーションとして公開するためのダイアログが現れますので、以下のように設定します。

• プロジェクトバージョン：先ほど保存した「1」を選びます。
• 次のユーザーとしてアプリケーションを実行：「自分」を選びます。
• アプリケーションにアクセスできるユーザー：「全員（匿名ユーザーを含む）」を選びます。

　今回は、とりあえずログイン不要でアクセスできるようにしました。ログインが必要なようにしたければ、アプリケーションにアクセスできるユーザーを「全員」にしておきます。

Webアプリケーションの公開設定をする

　「導入」ボタンをクリックすると、WebアプリケーションのURLが表示されます。このアドレスにブラウザーでアクセスすると、公開したWebページが表示されます。

公開URLが表示される

　「実行」メニューから「doGet」を選び、スクリプトを実行します。

「doGet」メニューを選ぶ

　「承認が必要です」というダイアログが現れますので、「続行」ボタンをクリックし、続く画面で「承認する」ボタンをクリックしてください。スクリプトが承認され、Webアプリケーションとして実行できるようになります。

「承認する」ボタンをクリックして承認する

GASスクリプトをサイトに組み込む

　作成したGASスクリプト（Webアプリケーションとして公開したもの）を、最初に作ったGoogleサイトのページに埋め込みましょう。Googleサイトで作成した「客室予約」ページに移動します。「ページを編集」ボタンで編集モードに切り替え、「挿入」メニューから「Apps スクリプト」を選びます。

「Appsスクリプト」メニューを選ぶ

　ダイアログで「客室予約スクリプト」を選び、「選択」ボタンをクリックします。

「客室予約スクリプト」を選んで選択する

　組み込むスクリプト・ガジェットの設定ダイアログが現れます。以下のように設定します。

• Appsスクリプト ガジェットの周囲に枠線をつける：ONにする
• タイトルを表示する：ONにして、「客室の予約」と入力
• 高さ：200ピクセル
• 幅：空白のまま

組み込むガジェットを設定する

　「保存」ボタンをクリックすると、ガジェットが追加されます。これでページは完成です。タイトルを「予約ページ」として、右上の「保存」ボタンをクリックします。

ページのタイトルを書き換えて完成