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すべては外出先で美味しいエスプレッソを飲むために

24時間テストでわかる、山専ボトルの驚異の保温力

2014年05月15日 17時00分更新

文● 四本淑三

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普段は何度のエスプレッソを飲んでいるのかを測る方法

 ところで、あらかじめお断りしておきましょう。私はコーヒーの専門家ではありません。集中力確保や気分転換のためエスプレッソを好んで飲むだけで、わかるのはヌルいのかヌルくないのか、エスプレッソとしてイケてるのかイケてないのか。その程度でなのであります。

 ハンドプレッソを使い始めたころは、うっかりするとヌルくてイケてないエスプレッソを淹れがちでしたが、ウォータータンク、およびカップの予熱を十分に行い、各工程を手早く進めることで、自分基準ではまったく問題なくいただけるようになっております。

 その家で飲んでいるエスプレッソは、どれくらいの温度で淹れているのか。そしてお湯を徐々に冷ましながら淹れていき、どこまでならエスプレッソとして耐えられるのか。まず、それを調べてみました。

 普段はポットの沸騰したお湯を、そのままハンドプレッソのウォータータンクに注いでおります。ところで水の沸点は標高や気圧で変化します。私の住んでいる場所で、水は何度で沸騰するのでしょうか? 特に標高の高い所に住んでいるわけではありませんが、温度計の誤差を確認する意味でも、沸騰時の実測値と比べておきたいわけです。

 観測点である我が家の標高は54.6m※1、気象庁発表の海面気圧は1016.3hPa※2。このデータから、この日、この時、この場所の沸点は「99.9062度」と出ました※3

 温度計はタニタのお料理用スティック温度計「TT-533」。測定範囲はマイナス50~240度、最小表示は0.1度で、サンプリング間隔は1秒ごと。精度は0~100度までプラスマイナス1度とあります。

 沸騰している電気ポットのお湯をこの温度計で測ったところ「99.9度」。おっ、いい感じじゃないでしょうか。

TT-533で沸騰中の温度を計測中。スペック通りの性能を発揮しているようです

※1 地図上の標高がチェックできる国土地理院のサイト。我が家の標高は54.6m。

※2 気象庁の気圧データはここを参照。1時間ごとに更新されています。

※3 沸点の計算には、カシオ計算機のサイトで公開されているtonagaiさん作成「標高と沸点の関係」を使わせていただきました。入力した値から沸点の近似値を計算してくれます。

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