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タブレット失速でピンチの2大メーカー

2014年05月13日 07時00分更新

澁野義一(Giichi Shibuno)/アスキークラウド編集部

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 エイサーとエイスース。2013年のパソコン世界出荷台数でレノボ、HP、デルに次いで4位と5位に食い込む台湾の2大メーカーが、不振にあえいでいる

 エイスースの2014年1〜3月期の連結純利益は前年同期比28%減の43億台湾ドル(約145億円)、売上高も前年同期比5%減だった。同様にエイサーも、2014年1〜3月期の最終損益は100万台湾ドル(約340万円)と1年ぶりの黒字だったが、売上高は前年同期比で約17%減だ。

 原因はタブレットの不調にある。グーグルの「Nexus 7」を販売するエイスースですら、1〜3月期のタブレットの出荷台数が前年同期比30%減の210万台。米IDCの2014年の調査によると、エイスースの世界タブレット市場シェアは5%で1位のアップル(約33%)、2位のサムスン(約22%)に大きく穴を空けられている。

 エイサーに至っては同調査では6位以下の「その他」という扱い。パソコンからモバイル端末への世界的な変化の波に乗り切れていない。

 タブレットでの巻き返しの糸口をつかみたいところだが、懸念材料は多い。報道によると、低価格スマホで知られる中国シャオミが近くタブレットに参入する見込みだという。マイクロソフトも自社タブレット「Surface」のラインナップを充実させると言われており、競争の激化は必定だ。さらに、タブレットそのものの市場が減速しているという見方もある。

 過去の成功体験を再現できるかどうか。パソコン時代の巨人たちが正念場を迎えている

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