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Officeで始める快適Mac生活 第13回

イメージ化、ストーリー化すれば、簡潔に伝わる

PowerPoint を使って、自分の考えを「見える化」する

2014年05月13日 11時00分更新

文● 外村克也/松田聖司(タトラエディット)

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平板なストーリーになるのを防ぐアニメーション効果

 さて、次はストーリー展開だ。基本パターンとしては、三段構成(序論/本論/結論)や四段構成(起承転結)が考えられる。通常はこの展開にそって、各要素を振り分ければストーリーが完成する。ところが、このような展開は定番パターンなので、内容が平板になってしまう可能性がある。

 そこで、効果的に訴求したいなら、何らかの工夫をしたいところ。構成要素の順番をあえて変えて、聞き手を驚かすというのもひとつの方法だ。例えば、結論部分を先にもってきて、「なぜ?」という考えを喚起させるとか、四段構成で意図的に「承」を省き違和感を持たせる方法もある。また、時間が長い場合は、本論から外れる「脱線」も話全体に活力を与える効果がある。もちろん、これは内容としては不要な話なので、その場の雰囲気や聞き手の反応を考慮して、臨機応変に対応する。

 ところで、PowerPointはアニメーション効果によってもストーリー展開を支援することができる。1つは、スライドを切り替える際のアニメーションによる「画面切り替え効果」だ。これを使うと、スライドが切り替わっていることを聞き手に分からせる効果がある。スライドを切り替える場合、切り替える操作と発言者がスライドを指し示す動作、それに話すという行為を短時間に行う必要がある。切り替わる際に時間の余裕があれば、話の切り替えもスムーズにいくだろう。もう1つは、前のスライドと新しいスライドとの関係を明らかにする効果がある。例えば、横移動であれば「展開」を意味するだろうし、思いがけない場所からスライドが現れれば四段論法での「転」を表すことになる。

 文字や写真、グラフなどオブジェクトに対するアニメーションも目立たせるという意味で効果的だ。発言者はスライドのある部分に注目してほしい場合、自ら指し示すと影になり聞き手に見えない可能性がある。アニメーションは、それを防ぐ効果もある。

 なお、アニメーション効果は多用したり、種類が多かったりすると効果がなくなるので、必要最低限度に使用することをお勧めする。

 PowerPointの書類作成とは、自分の頭にある伝えたいことを「見える化」することと同じ。聞き手に理解してもらえる最善の手段を提供してくれるツールなのだ。

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