AFが大幅に進化したデジタル一眼レフ
「α77II」
6月6日発売予定のα77II(ボディーのみの予想実売価格は14万5000円前後)は、同社一眼レフ上位モデル「α77」の後継機種。新たに採用した2430万画素のAPS-C CMOSセンサーは、センサー手前にレンズを配置し集光力を高める「ギャップレスオンチップレンズ」構造を採用する。
従来機はAFの測距点が19点だったが、α77IIは79点となり、うち中央の15点はクロスタイプとなっている。被写体を複数(8点)の測距点でとらえる「拡張フレキシブルスポット」を新たに搭載し、被写体が一時的にフォーカスポイントから外れても、きっちり捉えつづけることが可能だ。
このほか、瞳を検出してピントを合わせる「瞳AF」や、一定の範囲内にピント位置を制限する「AFレンジコントロール」、AF追従性の設定(5段階)などの機能が新たに加わっている。
画像処理エンジンは最新の「BIONS X」を採用。ISO感度はISO 25600まで設定可能で(従来機はISO 16000まで)、回折低減処理やエリアごとのノイズリダクション処理といった機能を新たに搭載する。連写速度は12コマ/秒と従来モデルと変わらないが、最大撮影可能枚数は60コマまでと向上(従来機は18コマまで)。
背面液晶モニターはバリアングル式で、上下方向だけでなく左右方法にも回転。また、EVFは有機ELパネルを採用する。
製品はボディーのみのほかに、SAL1650が付属するズームレンズキット(予想実売価格20万5000円前後)を用意する。