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ソシャゲのグリーが中古ブランド品ビジネスに参入

2014年05月08日 03時55分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 ソーシャルゲーム事業などを展開しているグリー(GREE)は8日、中古ブランド品を買い取る新規事業を発表した。新たに設立した子会社のグリーリユースが同事業を運営し、ブランドリユース最大手のコメ兵(KOMEHYO)と提携する。新事業のサービス名はブランド品買取サービス「uttoku by GREE(ウットク バイ グリー)」で、同日付けでサービスを開始している。

 ウットクは、バッグや財布などのブランド品を買い取るサービス。受付は電話とWebで行い、依頼主の自宅等までブランド品を引き取りに行き、査定のうえ、対価を依頼主に支払う仕組み。査定はKOMEHYOが担当し、買い取った中古ブランド品はKOMEHYOが再度販売する予定だ。

買い取り店舗へ足を運ばなくてもすばやく現金化できたり、パートナー企業のポイントやクーポン等では査定評価が現金よりも高くなったりするのがウットクの特徴。

買い取り店舗へ足を運ばなくてもすばやく現金化できたり、パートナー企業のポイントやクーポン等では査定評価が現金よりも高くなったりするのがウットクの特徴。

 査定後の対価は最短24時間以内に現金で振り込みとなるが、現金ではなく、提携するパートナー企業のポイントやクーポン等に対応できるのが大きな特徴。ポイントやクーポン等では査定評価が上がり、たとえば全国の飲食店で利用できる「ぐるなびデジタルマネー」で受け取る場合は査定評価が20%アップする。仮に現金での買い取り額が5万円だとすると、「ぐるなびデジタルマネー」では6万円分を得られる。

 パートナー企業はほかに、グルメ・美容・宿泊で利用できる「OZmall」や、映画鑑賞チケットの「東急系映画館&109シネマズ」、家事代行(サービスマスター)の「DUSKIN」など。5月中に旅行・ショッピングで利用できる「ANA(全日本空輸)」、夏にはアマゾンギフト券にも対応する。

 わざわざ買い取り店舗へ足を運ばなくても利用できるウットク。買い取り査定は無料で、査定後の買い取りキャンセルにも対応。中古リサイクル品の送料も無料だ。他の買い取りサービスにはない特徴をもっているものの、はたしてグリーの中古ブランド品ビジネスへの参入は成功するか、今後の動きに注目したい。

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