東芝4Kパソコン徹底ロードテスト 第2回
開発用マシンとしての利用も
4Kノート「dynabook T954」はCore i7-4700HQとRadeon R9でパワフルに!
2014年05月09日 11時00分更新
高性能なクアッドコアCPUとミドルクラスのGPUを搭載
「dynabook T954」に搭載されているCore i7-4700HQは、4コア8スレッドで動作するHaswell世代のクアッドコアCPUだ。動作周波数は2.40GHzで、ターボブースト2.0利用時の最大動作周波数は3.4GHzとなる。ノート向けとしては非常にパワフルなCPUだが、その代わりにTDP(消費電力量の目安)は47Wと高い。
グラフィックス機能としてはCPU内蔵のインテル HD グラフィックス 4600に加え、外付けGPUとしてAMD Radeon R9 M265Xを用意。AMDのサイトには「Radeon R9 M265X」に該当するGPUが掲載されていないため、OEM向け製品であると思われる。デバイスマネージャーや各種ソフトでは「AMD Radeon HD 8800M Series」と表示されており、スペックから判断すると「Radeon HD 8850M」のリネームモデルのようだ。
メモリーはDDR3Lの8GB、ストレージとしては1TBのハイブリッドHDDを採用している。評価機に搭載されていたのは東芝の「MQ01ABD100H」で、フラッシュメモリーの容量は8GB、回転数は5400回転/分だ。Ultrabookやタブレットなどに搭載されているSSDよりもアクセス速度は落ちるが、高解像度の動画や写真を楽しむならストレージ容量は大きいほうがいい。
ディスプレーは、シャープ製のIGZOパネル「LQ156D1JX01」が利用されている。パネルについて詳細を調べてみたところ、輝度は330cd/m2でコントラスト比は「10000:1」のようだ。解像度は3840×2160ドットの4Kで、フルHD(1920×1080ドット)の4倍の情報を表示できる。

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