独特の変形機構を持つ2-in-1モバイルノート
8.1 Updateでタブレットモードのアプリが使いやすく、探しやすく!デル「XPS 12」 (2/2)
2014年05月08日 11時00分更新
Windows 8.1 UpdateでXPS 12のタブレットモードはさらに快適に!
4月9日に公開されたマイクロソフトの最新OS「Windows 8.1 Update」は、Windows 8提供開始から約1年半、Windows 8.1からは約半年と、比較的短い期間での提供となった。主な原因は、タブレットとタッチ操作に適応するべく導入したモダンUIなどの新たな試みが、Windows 7以前の操作に慣れ親しんだユーザーにそれほど受け入れられなかったことだ。そのようなユーザーのフィードバックを受け、Windows 8以降あまり注力されてこなかったマウスによる操作性を大幅に改善したのが、Windows 8.1 Updateである。
上記のようなアップデートの性質上、タッチ非対応のPCばかりに使用感の向上が感じられると思いがちだ。だが、処理速度のアップなど全体に影響する細かな改良は加えられているので、XPS 12のようなタッチパネル搭載の2-in-1モバイルノートやタブレットもその恩恵は受けている。ここでは、主にXPS 12をタブレットモードで使用した際に感じられるWindows 8.1 Updateの変更点を紹介しよう。スタート画面とデスクトップ画面、2つのUIに分けて紹介していく。
まず、スタート画面の右上に「電源」および「検索」ボタンが追加されたほか、新しいWindows ストアアプリが追加された際に通知が出るようになった。これによりシャットダウンや再起動の際にチャームを引き出す必要がなくなり、PC全体の検索も容易になっている。ツータッチで電源が落とせるので、ずいぶん楽になった印象だ。
Windows ストアアプリの新着通知に関しては、これまで新しくインストールしたものを探すのが微妙に面倒だったため、アプリを多く利用しているユーザーにとってはかなりありがたい機能だろう。また、後述するタスクバーの機能拡充に合わせ、アプリタイルのカスタマイズ項目にも「タスクバーにピン留め」が追加されている。
デスクトップ画面では、新たにタスクバーにWindows ストアアプリをピン留めできるようになり、そこからWindows ストアへのアクセスも可能となっている。これまでアプリはスタート画面経由でしか実行できなかったため、あまり触る機会がなかったというユーザーも、これを機に色々と導入してみるといいのではないだろうか。「コントロールパネル」のような設定関係のアプリ、「アラーム」など日常生活で活用できるアプリをタスクバーに常駐させておくのもアリだ。さらに起動中のアプリもタスクバー上に表示されるので、アプリからいったん移動し、そのまま放置してしまったということもなくなるだろう。
XPS 12は8.1 Updateのうまみを最大限引き出せる
PCとタブレットの機能を併せ持つXPS 12
は、ある意味でWindows 8.1 Updateの変更点をもっともよく感じられ、その恩恵を最大限受けられる端末の1つかもしれない。これからXPS 12を購入する人も、既に愛用しているユーザーも、OSはWindows 8.1 Updateにアップグレードすることを是非オススメしたい。
XPS 12 プラチナ・タッチパネルモデル | |
---|---|
CPU | Core i7-4510U(2.0GHz) |
メモリー | 8GB |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 4400 |
ストレージ | 256GB SSD |
光学式ドライブ | - |
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 4.0、WiDi3.0 |
インターフェース | USB 3.0端子×2、Mini DisplayPort×1 |
本体サイズ/重量 | 約幅317×奥行き215×高さ15-20mm/1.52Kg |
OS | Windows 8.1(64bit) |