リアルとバーチャルの金魚が入り乱れる水槽ディスプレー
もうひとつ、超Ocufesのコーナーで、興味深かったのは水槽ディスプレーを使ったバーチャル金魚の展示だった。
こちらはOculus Riftは利用せず、リアル金魚に混じってバーチャル金魚が水槽の中を泳いでるものだ。動きがやけにリアルなので、普通にスルーしてしまいそうになるが、よく見ると体に「Oculus Rift」と書かれていて「あれっ、なんだこれ!?」と興味を引いて、多くの人が足を止めていた。
こちらも考案者は藤山晃太郎さんで、開発したのは光輝さんになる。なんと超会議直前にこの水槽ディスプレー(デジタルブレインの「Airサイネージボックスモデル」)に出会い、藤山さんにそそのかされて5日でマッハ開発するはめになったというから驚きだ(詳細は光輝さんのブログを参照)。
光輝さんのコメント
超会議の会場は人混みがスゴかったですが、それでも水槽を見てくれたお客さんはほとんど足を止めてくれました。本物の金魚と見間違える方も結構いたようです。水槽ディスプレーは、日本にあまり普及、認知されておらず、少し高価ですが、水槽自体に情報が表示されるように見せたり、水の色を変えたりすることもできるので、いろいろな可能性を感じました。今後は、niconicoの動画や生放送のコメントを流すことに挑戦していきたいです。
横井軍平氏の「枯れた技術の水平思考」や、ジェームス・W・ヤング氏の「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもない」といった言葉に象徴されるように、今、Oculus Rift界隈では、「これとOculus Riftを組み合わせれば、こんなに楽しい体験でユーザーを驚かせられる!」という発見で満ちあふれている。Oculus Rift対応ソフトを作れる「Unity」の発展でVRコンテンツの開発もかなりハードルが下がってきているので、技術者ならこのフロンティアに飛びつかない手はないですぞ!
この連載の記事
-
第12回
エンタメ
SUPER☆GiRLS、Berryz工房、チームしゃちほこ……アイドルの今が見えた「超音楽祭2014」 -
第11回
エンタメ
ミニスカポリスやマック赤坂も入った!! 熱湯風呂がいろいろアツい -
第10回
エンタメ
分身ロボや阿修羅骨格など、「第6回ニコニコ学会β」でスゴい研究を目撃! -
第9回
エンタメ
ニコ超に2年連続で安部総理が来場、大相撲超会議場所も開催 -
第8回
エンタメ
「ニコニコ超会議3」で見かけたコンパニオンたち! -
第7回
エンタメ
リア充「本当に」爆発した!! 体を張った超ニコニコ結婚式 -
第6回
エンタメ
4ブース共演の熱気がスゴい!! 動画で見る「超あわせてみた」 -
第5回
エンタメ
やっぱりスゲー! ダイオウグソクムシが動けばサンバだって踊る -
第4回
エンタメ
グリコはお祭りムード満点「記念パピコ」をつくってみた! -
第3回
エンタメ
ニコニコ超会議3の会場を侵略する「巨大建造物」を目撃せよっ! - この連載の一覧へ