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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2014 第4回

知ったかできる自作パーツ基礎知識【ストレージ/メモリー編】

2014年05月03日 12時00分更新

文● 山県

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mSATAやPCI Express対応モデルも
今年後半はM.2に注目

 Mini-ITX対応マザーボードやインテルの「NUC」、GIGABYTEの「BRIX」に代表される小型ベアボーンキットで採用されることが多い、mSATAインターフェースのSSDもラインナップがそろってきた。

M.2ソケットを備える初のマザーボードとして登場したASRock「Fatal1ty 990FX Killer」。AMD 990FX搭載というところがややマニアック。M.2 Type 2242/2260/2280/22110タイプのSSDに対応する

 Samsungからは1TBモデルも発売されるなど、これまでネックとされてきた容量の問題も解決。大抵の人気SSDではmSATAモデルがラインナップされているので、2.5インチと合わせて利用するのもいいだろう。

「SSD 840 EVO mSATA」シリーズの最上位モデル、容量1TB「MZ-MTE1T0B/IT」。転送速度はシーケンシャルリード540MB/sec、ライト520MB/secを実現する

PLEXTOR製「M6M」は、ラインナップが64GB「PX-64M6M」、128GB「PX-128M6M」、256GB「PX-256M6M」、512GB「PX-512M6M」の4モデルを展開

「Crucial M550 SSD」のmSATAモデルも販売中

今後に注目、PCI Express接続のSSD

 SATA3.0(6Gbps)に存在する速度の壁を気にせず利用できるのがPCI Express接続のSSDだ。昨年はASUSから、ゲーマー&オーバークロッカーに人気がある「Republic of Gamers(R.O.G.)」の名を冠する「RAIDR EXPRESS PCI Express SSD(RAIDR EXPRESS PX2-240GB)」が登場した。

PCI Express接続のSSDは拡張スロットに装着して利用する

 今年に入ってからは、PLEXTORのPCI Express x2インターフェース対応SSD「M6e」シリーズが発売されている。後者のモデルは比較的価格も抑え目で、ハイエンドユーザーを中心に売れている模様。今後も他社から発売されるとみられ、M.2対応モデル同様に注目しておきたいカテゴリーの製品だ。

PCI Express 2.0 x2接続に対応ASUS「RAIDR EXPRESS PCI Express SSD」。基板上に2基のSandForce「SF-2281」を搭載。RAIDコントローラーにMarvell「88SE9230」を採用し、RAID 0構成とすることでシーケンシャルリード830MB/sec、ライト810MB/sec、ランダムアクセス10万IOPSの高速転送を実現している

PLEXTOR「M6e」シリーズは、コントローラーにPCI Expressに対応するMarvell製サーバーグレードチップ「88SS9183」を採用、NANDフラッシュには東芝製19nm Toggle NANDを搭載。512GBモデルではシーケンシャルリード770MB/sec、ライト625MB/sec、ランダムリード10万5000IOPS、ライト10万IOPS。AHCI互換のため専用ドライバーは不要でBIOSにも対応する

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